平凡社新書<br> 知っていそうで知らないフランス―愛すべきトンデモ民主主義国

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平凡社新書
知っていそうで知らないフランス―愛すべきトンデモ民主主義国

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  • サイズ 新書判/ページ数 210p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582851144
  • NDC分類 302.35
  • Cコード C0230

内容説明

近代民主主義の発祥の地フランス。しかしその内実をのぞいてみると、かなりトンデモないことが…。権利はたっぷりあっても義務はまるでなし?頭を使うことはぜんぶエリートまかせ?左翼も保守も汚職にまみれ、環境意識は希薄、人権概念もなんだかちょっと変わってる…。それでもフランスという舞台はまわってゆく。特派員がみつめた奇妙で愛すべき国の素顔。

目次

ストと国民の義務
エリートとグランゼコール
「第三の道」あるいは反米意識
フランス人の環境意識
二回投票制はお好き?
第五共和制の矛盾「コアビタシオン」
こうして内閣は崩壊した
戦争責任と共和国
人権の母国フランスの現実
予審判事の孤独な戦い
地方自治、現実と矛盾
マルチカラーのフランス
家族あるいは非婚カップル、そして女性

著者等紹介

安達功[アダチイサオ]
1954年千葉県生まれ。立教大学法学部で政治学、政治思想史を専攻する。卒業後時事通信社に入社し、社会部、外信部をへて95年7月から99年3月までパリ特派員。特派員時代は政治・経済だけでなく文化・社会状況も多く記事に取り上げた。現在は社会部デスクを務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

57
2001年初版とやや古い本だが、フランスの社会のしくみや通念などが紹介され、ああなるほど、こんな価値観を持っている人が多いんだな、と興味深く読めた。移民との確執は根深いものであることもよくわかり、今現在の情勢を思うと危機的と表現して間違いはないかと思う。2016/10/08

じむくろうち

0
通貨統合(ユーロ導入)以前のフランス事情だが、現在も大きく変化していないようだ。政治の部分は少し中だるみしたが、文化や社会制度の話になると筆がいきいきしている感じがする。けっこう現地に溶け込んだ特派員生活ぶりがうかがわれる。2013/07/31

まみよろ

0
政治の話中心でした。デモ、ストの話やエリート社会についてはへーって感じでした。2012/05/29

ponnelle

0
フランス人のスト好きは決して誇張ではない。

さく

0
少し古い本だが楽しめた2022/02/16

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