無限の相のもとに

無限の相のもとに

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  • サイズ B6判/ページ数 339p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582829105
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0090

内容説明

火星のオリンポス山頂から、DNAの二重螺旋まで、天翔る妄想、爆発する饒舌。思考実験を極限まで追究した孤高の文学者と、強靱な知性のジャーナリストが対話を交わすうちに立ち現れてくる、「我々はどこから来たのか、我々は何か、我々はどこへ行くのか」。

目次

「アンダンテ」の埴谷雄高
無限の相のもとに(埴谷雄高;立花隆)(分裂の始まり;結核とニヒリズム;スティルネル的アナーキズム ほか)
問われるがままに(迷妄の人類史;神話の歴史化;文学の始まり ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koji

19
1997年刊。埴谷雄高と言っても没後23年経ち、今人の口の端に上ることは殆どないと思います。台湾で生まれ、戦前日本共産党に入党、検挙転向出獄後作家となり、50年かけて「死霊」を著すも未完のまま97年死去。死霊は、形而上学的思考小説として不滅の金字塔と言われ乍ら、その難解さ故殆ど理解不能との評もあります。この対談は埴谷さんが全人生、作品、宇宙・生命・哲学を縦横に語り尽くしたものです。一言で言うと、「思考だけで無限に『存在とは何か』を希求すること」の探求の道程を述べた書です。知的刺激に溢れ一気に読みきりました2020/05/16

うぃっくす

2
埴谷雄高さんも立花隆さんも好きなので読んでて面白かった。また死霊読みたくなったので読み返そう…。2015/03/17

Hisashi Tokunaga

0
埴谷の思想の営みのすべてが脅威という訳では無いことが本書で垣間見ることができる。たとえばスプーン曲げの本当の凄さは、折れたスプーンをもとにもどすことにあるので、曲げる事にはないと断じるその気合。

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