平凡社ライブラリー<br> 大森荘蔵セレクション

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平凡社ライブラリー
大森荘蔵セレクション

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  • サイズ 文庫判/ページ数 494p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784582767483
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C0310

内容説明

私たちが見ているのは、物からの刺激が脳に作用して出来上がった「像」ではない。物はじかに立ち現われているのだ。―この国の戦後が持つことのできた最もオリジナルな哲学、対面する者に考えることを挑発してやまない強靱な思考、哲学とは歌うものではなく語るものだとした平明かつ鮮やかな文章―そのもとで学んだ四人の哲学者が、大森哲学のエッセンスを、その思考の軌跡を鮮明に示す論考を編む。最良のアンソロジー。

目次

1(夢まぼろし;記憶について ほか)
2(哲学的知見の性格;他我の問題と言語 ほか)
3(ことだま論―言葉と「もの‐ごと」;科学の罠 ほか)
4(過去の制作;ホーリズムと他我問題 ほか)

著者等紹介

大森荘蔵[オオモリショウゾウ]
1921年、岡山市生まれ。東京帝国大学理学部物理学科を卒業し、海軍技術中尉。戦後、同大学文学部哲学科に再入学。アメリカ留学を経て、東京大学教養学部教授を務めた。1997年没

飯田隆[イイダタカシ]
1948年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科(哲学専攻)博士課程退学。現在、日本大学文理学部教授

丹治信春[タンジノブハル]
1949年生まれ。東京大学大学院理学系研究科(科学史・科学基礎論)博士課程単位取得退学。現在、日本大学文理学部教授

野家啓一[ノエケイイチ]
1949年生まれ。東京大学大学院理学系研究科(科学史・科学基礎論)博士課程中退。現在、東北大学大学院文学研究科教授

野矢茂樹[ノヤシゲキ]
1954年生まれ。東京大学大学院理学系研究科(科学史・科学基礎論)博士課程単位取得退学。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

31
手強いな、と思う。もっと日本の/土俗的な思想を練り上げた人なのかと思っていたので、こんなにも読みやすい(ということは、ローカルではなくグローバルに考えた人だと思う)哲学者だったのかと思った。素朴に時間や感情、自己といった対象を遡上に載せて哲学をする。ヒュームやバークリといった哲学者を読んでいなくても、流れについていけば分かった気になる。だが、気になるだけで留まるのはもちろんヤバいことなので、読者としての私はここから大森の「額に汗して考える」姿勢を受け継ぎ、考え続けねばなるまい。フォロワーが多いのも納得する2020/03/18

白義

14
大森入門に最高な、読みやすく見通しを得やすい選集。それにしても、どの文章も徹底的に考えられていて、一見常識はずれなのだけど、読むと不思議と「了解」してしまうものばかりだ。言語無意味論や立ち現れ一元論など、分析的な鋭利さと、それを理解した瞬間現れる超越的な深みが共存している。主観知覚と客観物ではなく、世界は様々な相貌を持って一にして現れ、言葉も意味ではなくそこをさ迷う身振りとして為される。では、その深層にそれらを現す物は何か。大森哲学はそれに語らない2012/04/04

take

4
「流れとよどみ」を読んでから本書を読んだ。この順番が良かったと思う。難しい記述もあったが、落ち着いて2回繰り返しながら読めばなんとか理解できた。知覚風景と科学的描写の「重ね描き」、立ち現われは全て真、「虚想」(=知覚的思い)、「今≠瞬間」など、興味深い話が多かった。2017/06/30

rubix56

3
先の「論理学のすすめ」同様に私は難しすぎる。 2015/01/14

田蛙澄

2
立ち現れ一元論や過去想起説、科学的世界像と知覚の重ね合わせや知覚の因果説批判などいろいろと道具だてが面白くてよかった。だたわりと話についていけなくて、なんでそうなるんだ?それはおかしくないか?と思って納得できない部分も多かった。個人的には虚想のところが興味深くて、虚想は単なる心の中のものではなくて、知覚の全体を形作る不可欠な一部なんだという話は興味深かった。虚想だけど現在知覚の劣化コピーではなく実在ではあるというのは、虚構の存在論につながる可能性を感じてわくわくした。2016/05/29

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