平凡社ライブラリー
わが異端の昭和史〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 449p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582764055
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0323

出版社内容情報

東大新人会の時代から社会主義運動に身を投じ、三・一五事件での検挙、入獄、転向を経て満鉄調査部へ。激動の時代を常にフェアであろうと生きた20世紀知識人の自伝。

内容説明

東大新人会時代から社会主義運動に身を投じ、三・一五事件での検挙、入獄、転向。柳田国男、尾崎秀実ら様々な知識人との交流を経、満鉄調査部での仕事と敗戦後の引揚げ活動。激動の時代を自らに忠実に生きようとした、二十世紀知識人の回想記。

目次

第1章 黎明の金沢から新人会へ
第2章 運動の躍進と挫折のなかで
第3章 日本評論社で出会った知識人像
第4章 異端から見た真実―満鉄調査部と「満州国」
第5章 新しい大連

著者等紹介

石堂清倫[イシドウキヨトモ]
1904年、石川県生まれ。社会思想研究家。27年東京帝国大学文学部卒業。日本共産党入党。28年三・一五事件で検挙され、30年保釈。日本評論社出版部長、満鉄調査部員となり、43年満鉄事件で検挙、49年大連より帰国。復党後、マルクス主義諸文献の翻訳に従う。61年除名後、イタリア共産党のグラムシの思想を紹介し、社会主義運動の再生を説く
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