目次
序章 弛緩のメディア
1 批判精神とジャーナリズム(戦後史のなかの頽廃―「春日質問」の意味するもの;虚空と泥沼―状況をどのように裁くか;田中ビョウニンとマスコミ;アンガージュマンの報道)
2 運動とメディア(私の日教組と私;教師は労働者か;マスコミと人権)
3 法と表現の自由(『愛のコリーダ』における表現の自由;政治と言葉)
4 マンガ論争(少年マンガ誌にみる退行現象;漫画的な警官の女子大生殺し事件―津村喬;マンガを読んでりゃいいというものではない―津村喬氏の批判に答える;感性の場こそ文化革命の主戦場だ―稲葉氏の反論を再批判する―津村喬)