中世思想原典集成 〈3〉 後期ギリシア教父・ビザンティン思想

中世思想原典集成 〈3〉 後期ギリシア教父・ビザンティン思想

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  • サイズ A5判/ページ数 975p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784582734133
  • NDC分類 132
  • Cコード C3310

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

9
アリストテレスのエネルゲイアによって子=ロゴスの神性を保つものの、キリストの本性の議論は聖母マリアを「神の母」としてどう呼ぶかにまで及んだ(ネストリウスとキュリロス)。キリストを否定辞を付した「混合、変化、分離、分割のない」「唯一の位格」と間接的に規定した教会は(カルケドン信条)、以後これを異端を見分ける指針とした。一方、この本性問題は、キリスト教国教化と分割統治に移行するローマ帝国がギリシア思想を異教とみなしアカデメイア閉鎖を招いた後も、神秘化するビザンティンの東方でさらなる展開を見る(18編を収録)。2019/05/19

kenitirokikuti

5
「8つの枢要罪」の出典である、エウアグリオス・ポンティコス『修行論』を再読。葛飾区金町図書館にて。平凡社ライブラリの精選版には未収録なのでご注意。オリゲネス主義として、当時の公会議で異端とされた系統のドキュメントなので、いつ公刊されて一般に読めるようになったのかという受容史が分からない。本書自体は、抽象的な徳目/悪徳のリストって要素は皆無/「8つの枢要罪」ってどのゲームが作ったのかねえ…そういう術語があったようには思えないのだけども。個人的宿題2019/09/10

イサイシズカ

0
大学の頃に古代キリスト教やってた余波で読みました。

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