内容説明
何十年にもわたって、製造・販売され続けている「ロングセラー商品」の中で、デザイナーのスピリッツやメーカーの情熱が宿り、デザイン性の高いものを「ロングセラー・デザイン」と呼ぶ。本書では、基本的に1970年代以前につくられ、現在も購入できるプロダクトを取り上げる。どれも、現代人のライフスタイルに欠かせない傑作ぞろいだ。
目次
1 Designer―かつては前衛、今ではスタンダード。グッド・デザインの原点、12人の創造力(アルヴァ・アアルト―フィンランドの自然から生まれた、有機的デザイン;チャールズ&レイ・イームズ―世界のデザイナーを刺激する、新しい素材・技術・デザインの追求;ル・コルビュジエ―シャルロット・ペリアンと共に開発した、「機械的」な家具 ほか)
2 Manufacturer―世界に誇る、4メーカーのデザイン力(アレッシィ―独創的でユーモアあふれるハウス・ウェア;イッタラ―透明なガラスに込められた、フィンランドの森と湖;ノール―デザインへの情熱が家具をアートにする ほか)
3 Product―人と時間がつくり出す、逸品たち(バウハウスデザイン;キッチングッズ;北欧の照明器具 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童!
10
デザインが高いと使いづらそう。2015/01/24
仮面堂
3
イームズやル・コルビュジエだけでなく、亀の子束子やキッコーマンの醤油さしも登場。注目したのは剣持勇。ヤクルトの容器もだけれどすご〜くお馴染みなスタッキングチェアとダイニングチェアのデザイナーが同じ方だったのにちょっと吃驚。アームレスチェアも旅館で見かけたことがあります。トーネットの椅子は外国映画のワンシーンを思い出しました。2012/12/16
TAKAMI
2
これは読んでて楽しい本だなぁ…一概に比べられるわけではないけど、様々なカルチャーがものすごいスピードでどんどん消費されていく中、ロングセラー・デザインはずっとそこにある。何がそうさせているのか、もっと勉強したい。2012/04/23
17gr
2
不勉強には助かる一冊2010/03/28
kei
1
☆☆☆☆2014/04/14