内容説明
目からウロコを外して、まずは「情報」をＥｘ‐ｆｏｒｍａｔｉｏｎ／未知化してみよう。毎年、回を重ねてきた原ゼミのＥｘ‐ｆｏｒｍａｔｉｏｎ（エクスフォーメーション）プロジェクト、今年のテーマは「はだか」！？誰もがよくよく知ってるはずなのに、思わずアッと驚く「はだか」への探求の記録。
目次
Ｐｒｏｌｏｇｕｅ 「はだか」をはだかにしてみよう
Ｗｏｒｋｓ（Ｍａｔｅｒｉａｌ＋Ｂａｂｙ；裸の人形；はだかの少女漫画；パンツ・プロジェクト；「完成」を脱ぐ；ハダカのはだか；はだかいろ；おしり；食べて脱がす；はだかの地球；情報を脱ぐ）
著者等紹介
原研哉［ハラケンヤ］
１９５８年生まれ。グラフィックデザイナー。日本デザインセンター代表・武蔵野美術大学教授。デザインの領域を広くとらえて多方面にわたるコミュニケーションプロジェクトに携わる。長野オリンピックの開・閉会式プログラム、２００５年愛知万博のプロモーション、無印良品の広告キャンペーン、ＡＧＦ、ＪＴ、ＫＥＮＺＯなどの商品デザイン、松屋銀座リニューアル計画のデザインディレクション、展覧会「ＲＥ ＤＥＳＩＧＮ」「ＨＡＰＴＩＣ」「ＳＥＮＳＥＷＡＲＥ」の企画など、多方面で活躍（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寛生
34
【図書館】顔や身体、ファッションまで幅広く哲学してこられている鷲田先生のことをふっと思い出す。もし彼がこの本を読まれたらどんなことを思うだろうと。「はだか」が脱構築されたというのが第一印象。それは本書の冒頭にあるex-formationー「いかに知らないかを分からせる」手法にまんまとはまったからだろう。一体「はだか」は「見られている」から「恥ずかしい」のか「見ているから」「恥ずかしい」のか？が私たちは常に「裸体」に「あくなき視点」をもつらしい。それは「はだかの意味の多様性を反映している」と本書は語る。2014/03/04
里馬
5
パンツをピーマンに履かせた「はだか」マシュマロをおしりの形にして「はだか」少女マンガのキャラクターを全裸に描き替えて「はだか」竹ものさしの紋様を抜き出して「はだか」…我々の持っている、して知らない姿の「はだか」それらが随分まる裸に。羞恥心をかなぐり捨てた健康優良児デザインです。2010/11/18
枕流だった人
0
市川市立図書館
萩原
0
「はだか」をはだかにしてみよう。テーマがテーマだけになんとなく、手を出しづらかったのですがアマゾンで購入(結局通販…！)。やっぱり「女」同様、読んでいて衝撃がおおきいです。花や苔で埋め尽くされた赤ちゃん、釘抜きにぱんつ、巻物状の大学ノート、肌の色もとっても興味深かった！おしりのかたちのカスタネットやマッチ棒はみてて和みます´｀* 笑2011/03/24
まりぽ
0
原ゼミに入りたい。このぐらい密度のある研究をせざるを得ない状況がうらやましい。2010/02/18
