言葉につける薬

言葉につける薬

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  • サイズ B6判/ページ数 216p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575283396
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C0095

内容説明

必ずや名を正さんか。誤字を笑い、誤文に怒る、著者会心のエッセイ集。言葉から文化が見えてくる…なるほど・ザ・ワード。

目次

世紀末のどこが終末か
孔子の「可もなく不可もなく」
回るからこそ回路なのだ
「至れり尽せり」と日本人
大山鳴動に鱗が落ちる
テレビと映画
「女子と小人」と女子供
あちらでもこちらでもペレストロイカ
登龍門はどこにある
ラシャメンと異類婚譚〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フリスビー

1
「はじめに」によると、大新聞では、記者の使うワープロには自主規制回路が組み込まれていて、差別語と烙印された言葉は、いくらキーを叩いても出てこないといいます。「片手落ち」も「盲縞」も「貧民窟」も「士農工商」も「土人」も出力不可能。中学生並みの誤用誤文がまかり通る一方で、自動検閲装置が人間の思考力を奪って行く。これが著者の言う日本語の乱れです。豊かな日本語のために、もう一度足元から考え直したくなりました。

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