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戦争と救済の文明史―赤十字と国際人道法のなりたち

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  • サイズ 新書判/ページ数 268p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569628967
  • NDC分類 369.1

内容説明

人類は戦争を避けられないのか。有史以来、主な戦争は一万四千回、死者は五十億人に達するという。そして今日、国連憲章により禁止されたはずの戦争は、様々な理由で正当化されている。この世界の現実といかに向き合うか―。本書は、十九世紀以降、戦争犠牲者の保護と救済を目的とする赤十字と国際人道法(ジュネーブ条約)の起源と発展を概観する。赤十字と国連の違いとは。捕虜の扱い、細菌兵器の規制など、守るべき戦争法とは何か。反戦運動とは異なる慈悲の精神と、平和維持の可能性を探る。

目次

第1章 人類は戦争といかに向き合うか
第2章 赤十字はなぜ誕生したのか
第3章 ジュネーブ条約への道
第4章 ジュネーブ条約と赤十字の試練
第5章 近代戦争と戦争救護の変革
第6章 日本の近代戦争と海戦犠牲者の救済
第7章 世界大戦の過ちを超えて
第8章 現代世界の赤十字と人道法

著者紹介

井上忠男[イノウエタダオ]
1952年、群馬県生まれ。県立高崎高校、早稲田大学商学部卒業。1976年、日本赤十字社入社。社内報、機関紙の編集業務を経て、国際部開発協力課長に就任。主にアジア、太平洋、及びソ連崩壊後の極東ロシアの開発協力事業を担当。また、1991年には湾岸戦争直後のクルド人救済活動をモニタリングするためイラク北部のICRC活動を調査。その後、青少年課長として青少年赤十字の育成と教育関係者への国際人道法の普及にあたる。現在、同社企画広報室参事。外務省、防衛庁などで構成される国際人道法国内委員会委員

出版社内容情報

戦争における人道法の歴史と諸原則を紹介する。

国連や反戦運動だけでは回避できない世界の紛争とどう向き合うか。国際人道法と赤十字の歴史をふり返り、人類にとっての戦争を考える。

今日、国連憲章により禁止されたはずの戦争は、様々な理由で正当化されている。この世界の現実といかに向き合うか。

▼本書は、19世紀以降、戦争犠牲者の保護と救済を目的とする国際赤十字・赤新月運動と国際人道法(ジュネーブ条約)の起源と発展を概観する。

▼赤十字の起源は、スイスの青年実業家アンリ・デュナンの功績が大きい。1859年、イタリア北部ソルフェリーノの戦いにおいて敵味方関係なく救護をする村人たちとの出会いがきっかけであった。その後、紆余曲折がありながらヨーロッパ社会からアジア、そして世界中へとこの運動は発展してゆく。人類は戦争を避けられないのか。有史以来、主な戦争は一万四千回、死者は五十億人に達するという。

▼本書では、具体的エピソードを交えながら、赤十字と国連の違い、捕虜の扱い、細菌兵器の規制など、守るべき戦争法とは何かについても解説する。

▼反戦運動とは異なる慈悲の精神と、平和維持の可能性を探る。

●第1章 人類は戦争といかに向き合うか 
●第2章 赤十字はなぜ誕生したのか 
●第3章 ジュネーブ条約への道 
●第4章 ジュネーブ条約と赤十字の試練 
●第5章 近代戦争と戦争救護の変革 
●第6章 日本の近代戦争と海戦犠牲者の救済 
●第7章 世界大戦の過ちを超えて 
●第8章 現代世界の赤十字と人道法