PHP新書<br> カジノが日本にできるとき―「大人社会」の経済学

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カジノが日本にできるとき―「大人社会」の経済学

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  • サイズ 新書判/ページ数 232,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569623641
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0230

出版社内容情報

経済・社会を活性化する新資源がここにある!

カジノが合法化すれば社会はどう変わるのか? 娯楽としての効用から、経済的効果まで、米国との比較を通して分析。新産業定着の可能性を探る。

娯楽なき「大人の社会」はありえない。ギャンブル後進国日本も、もはや禁止するのではなく、自己責任のもとにそれを認めるべきではないか。

▼20世紀以降に誕生した都市で唯一百万人都市になったラスベガス。何も観光資源のない貧しかった小さな街、チュニカの大成功……。本書では、カジノ合法化がもたらすプラスとマイナスの影響を、アメリカの先例をもとに客観的に分析。日本で懸念されている「青少年への悪影響」「勤労精神の減退」「闇社会への資金流出」などは心配なく、逆に「失業率の低下」「地域振興」「税収の確保」などの経済的・社会的効果の方がはるかに大きいことを指摘する。

▼<主な内容>◎「カジノ」という不思議な空間◎カジノにはどんなタイプがあるか◎パチンコはカジノか◎カジノの経済効果と社会的コスト◎カジノ経営◎娯楽産業(楽しませる産業)の哲学

▼生産と娯楽の両方に価値を見出す「大人の社会」への脱皮を提言した、異色の社会経済論。

●第1章 現代社会とカジノ 
●第2章 カジノの発展と新しい潮流 
●第3章 カジノの経済効果と社会的コスト 
●第4章 カジノ経営 
●第5章 カジノが日本にできるとき 
●終章 大人の社会は自己責任

内容説明

娯楽なき「大人の社会」はありえない。ギャンブル後進国日本も、もはや禁止するのではなく、自己責任のもとにそれを認めるべきではないか。本書では、カジノ合法化がもたらすプラスとマイナスの影響を、アメリカの先例をもとに分析。「青少年への悪影響」「勤労精神の減退」「闇社会の資金増大」などは心配なく、逆に「失業率の低下」「地域振興」「税収の確保」などの経済的・社会的効果の方がはるかに大きいことを指摘する。日本の娯楽産業のあり方を問う異色の社会経済論。

目次

第1章 現代社会とカジノ
第2章 カジノの発展と新しい潮流
第3章 カジノの経済効果と社会的コスト
第4章 カジノ経営―バランスシートを見る
第5章 カジノが日本にできるとき
終章 大人の社会は自己責任

著者等紹介

谷岡一郎[タニオカイチロウ]
1956年、大阪生まれ。灘高等学校、慶応義塾大学法学部卒業後、南カリフォルニア大学行政管理学修士課程修了(MPA)、同大学社会学部博士課程修了(Ph.D.)。専門は犯罪学、ギャンブル社会学、社会調査論。現在、大阪商業大学教授、学長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tetsu

15
★4 カジノ解禁に賛成する立場の本。 世界各地のカジノを紹介しながら経済効果などメリットを主張。 著者はギャンブル好きです。2016/08/27

Humbaba

5
カジノには良い面もあれば,あまり良くない面もある.しかし,カジノだけが他のものと比べて悪い存在であるかといえば,決してそのようなことはない.メリットとデメリットを評価して,その上で最もプラスになる選択をすることが重要になるだろう.2013/01/29

Kaz

2
カジノに行くから大人なのではなく、ギャンブルにハマりすぎない自制心を持っているから大人なのだ。ギャンブル依存症は、なりが大人でも中身は子供と同じ。そういう人が一定数存在する、ということが分かった。2016/09/14

washi

1
「勤勉」も大事だが「娯楽」も必要だ。1犯罪組織の関与をなくす、2儲けすぎない、3イカサマをなくすという観点からも、ギャンブルの合法化が必要。実態として賭博であるパチンコが「遊戯」として規制をすり抜けてるのは問題だ。「娯楽」を後ろめたいものと考える日本はどこか歪んでる。日本にカジノを作るのは良いことだ。同感。2008/07/07

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