「独立行政法人」とは何か―新たな公会計制度の構築

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  • サイズ A5判/ページ数 222p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784569616483
  • NDC分類 317.2
  • Cコード C3033

出版社内容情報

民間手法の導入で行政改革の切り札となるか。

民間手法の導入、国民と市場に開かれた財政情報……。先進国で成果を収めつつある効果的なシステムの考え方と可能性を明かす。

2001年4月、中央省庁の再編に続く行政機構の改革の一環として導入された独立行政法人制度。国の試験研究、検査検定、文教研修など57の機関が独自の法人格を付与され、今後も、造幣局・印刷局、国立病院、国立大学などが独立行政法人へと姿を変えようとしている。

▼この日本の行政手法に大変革を促す可能性があると期待される独立行政法人制度とはいかなるものか。その画期的な財政会計の仕組みとはどのようなものなのか。

▼本書は、国と地方の行政の各部門が納税者に対して自ら要するコストを提示しつつ、自らの責任を果たすための仕組みである独立行政法人制度の解説をしつつ、来るべき本格的な財政構造改革のための新しい行政の姿について考えていく。

▼民間手法の導入、国民と市場に開かれた財務情報、事前関与から事後チェックへと変わる行政手法……。先進国で成果を収めつつある効率的な行政システムの考え方と可能性を明らかにする一冊である。

●第1章 新混合経済、新官民関係の模索 
●第2章 独立行政法人の制度設計と行動原理 
●第3章 独立行政法人制度の発展 
●第4章 企業会計、官庁会計と独立行政法人会計 
●第5章 独立行政法人の財務会計

内容説明

行政改革の切り札となるか!民間の経営手法の導入、国民と市場に開かれた財務情報…。主要先進国で成果を収めつつある効率的な行政システムの基本的な考え方と可能性を明らかにする。

目次

第1章 新混合経済、新官民関係の模索
第2章 独立行政法人の制度設計と行動原理
第3章 独立行政法人制度の発展
第4章 企業会計、官庁会計と独立行政法人会計
第5章 独立行政法人の財務会計
第6章 公的部門改革と信用形成

著者等紹介

宮脇淳[ミヤワキアツシ]
1956年、東京都生まれ。日本大学法学部卒業後、参議院事務局、経済企画庁物価局、日本総合研究所、PHP総合研究所客員研究員等を経て、現在、北海道大学大学院法学研究科教授、同志社大学総合政策科学研究科非常勤講師。総務省政策評価・独立行政法人評価委員会専門委員、内閣府民間資金等活用事業推進委員会専門委員、北海道政策評価委員会委員長を兼務する。専攻は、行政組織、財政構造、政策形成論

梶川幹夫[カジカワミキオ]
1959年、愛知県生まれ。東京大学法学部卒業後、大蔵省入省、主計局財政計画係長、大阪国税局田辺税務署長を務め、89年に大蔵省国際金融局課長補佐として日米構造協議等を担当。その後、OECD日本政府代表部書記官を経て、大蔵省主税局各課において広く税制問題に携わる。98年より内閣中央省庁等改革推進本部事務局企画官として、主に独立行政法人制度を企画立案。現在、同事務局参事官。また、86年、プリンストン大学ウッドロウ・ウイルソン・スクールより修士号取得。専攻は国際経済学
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