PHP文庫<br> 大東亜戦争の実相

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大東亜戦争の実相

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  • サイズ 文庫判/ページ数 309p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569574271
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0120

出版社内容情報

世紀の戦争を選択した、日本人の苦悩を語る。  なぜ日本人は大東亜戦争を戦うことになったのか。当時の日本人の苦悩に満ちた選択を、大本営陸軍参謀であった著者が虚心坦懐に語る。  六月、皇太后陛下が崩御され、これで昭和という時代が確実に終わったと実感した人は少なくない。しかし、一つの時代が終焉しても、語り継がれるべき歴史というものがある。▼本書は元大本営陸軍参謀将校として、大東亜戦争勃発の経緯をつぶさに見てきた著者が、日本がなぜ大東亜戦争を戦うことになったのかを、明治維新から日清・日露の戦争を経て、大東亜戦争にいたるまでの歴史を凝視しつつ、大東亜戦争は「自存自衛の受動戦争」であったという立場から、苦悩する近代日本の姿を、鮮やかに叙述したものである。▼本書は今から28年前の、ハーバード大学における講演録であるが、国家存亡の危機にあって当時の日本人が守り抜こうとした精神とは何であったかを問う著者の論点は、今、八方ふさがりの状況にある日本人への、危機に対する問題意識の喚起といってもよい。21世紀の国の形を考えるうえでの必読の書である。  ●序章 「大東亜戦争」という呼称について ●第1章 旧憲法下における日本の政治権力の構造上の問題点 ●第2章 満州事変 ●第3章 国防方針、国防に要する兵力及び用兵綱領 ●第4章 支那事変 ●第5章 昭和十五年の国策のあゆみ ●第6章 昭和十六年の情勢 ●第7章 東条内閣の登場と国境の再検討 ●第8章 開戦 ●終章 回顧よりの教訓

内容説明

日本はなぜ大東亜戦争を戦うことになったのか。国家存亡の危機にあって、日本人が守り抜こうとしたものは何であったのか。本書で著者は、明治維新から日清・日露戦争を経て、大東亜戦争にいたる歴史を凝視しつつ、大東亜戦争は「自存自衛の受動戦争」であったという立場から、苦悩する近代日本の姿を鮮やかに叙述する。二十一世紀に継承すべき「志」と「精神」を問いかける、国民必読の一冊。

目次

序章 「大東亜戦争」という呼称について
第1章 旧憲法下における日本の政治権力の構造上の問題点―戦争指導機構の弱体
第2章 満州事変
第3章 国防方針、国防に要する兵力及び用兵綱領
第4章 支那事変
第5章 昭和十五年の国策のあゆみ
第6章 昭和十六年の情勢
第7章 東条内閣の登場と国策の再検討
第8章 開戦
終章 回顧よりの教訓

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

25
戦争は鬼退治のようにリーダーの思いつきではなく、綿密な準備と複雑な意思決定の結果起こる。旧憲法下では総理大臣の権限が弱く、陸海軍大臣は現役大将という内規で運用されていたため仮想敵国はそれぞれに設定された。国家としての軍の最適化より、陸海軍の部分最適が優先される仕組み。さらに、外部環境の誤判断が加わった。支那事変の早期終結に失敗し、南方作戦向けの陸軍兵力の見積が甘かった。日米交渉は複雑な情報ルートで行われ、首脳会談は実現しなかった。最後は石油の備蓄量が戦争開始時期を決めた。イノベーションの失敗が悲劇の原因。2017/01/02

ヴェルナーの日記

18
著者・瀬島龍三氏といえば、故・山崎豊子の『不毛地帯』の主人公・壱岐正元のモデルになった人である。彼は第2次世界大戦後(著者いわく大東亜戦争と言うべきか)シベリアに抑留され、辛酸をなめた人物。大戦中・大本営参謀の職を務めた。その彼が、大東亜戦争とは何であったのか?というテーマで冷静かつ客観的に分析している。日帝(大日本帝国の略称)の動静を見つめ、無謀なる戦争に突入しざる得なかったかを分析(戦略なしに勝利なし)。その洞眼の鋭さは、『不毛地帯』の壱岐正元のようにカミソリのような鋭い視点を持った稀有の人であろう。2014/10/01

チャメ

5
読中、読後、釈然としない。主張内容の構成は、根拠資料を多く示しているかのようだが肝心な箇所は自論が展開される。冒頭のPHP副社長と著者の前書きは保守層に期待させておきながら、内容は赴きを異にする。ハーバード大での講義内容との事だが若干、アメリカへの迎合があると見ていい。それより気になるのは、ハルノートにまつわる記述である。原案作成者のホワイト氏に簡単に触れながらも、彼が共産主義者であったことに全く言及していない。著者にも共産主義者の噂があるらしいが…。終章の【教訓】にも共感できなかった。2015/05/25

結城あすか

5
自衛戦争論にとっては基本的なバイブルかもしれないけど、日露戦争後から大東亜戦争に至るまでの日本の危機的状況を詳細に綴った物で、退屈なだけにょ。言うまでも無いけど、これは日本の国家としての立場から取ってきた行動を著者が戦後になって調べ上げてまとめたもので、けっして大本営の参謀だった著者自身が当時行った個々の行為に関して書かれた記述は一切無いにょ。2003/07/28

Mariyudu

3
「大戦突入を避け得る選択はあったのか」を問に設定して本書を読み始めた訳だが、結論としては在り来りなようではあるが、やはり支那事変の拡大がターニングポイントだった、いうところか。最近「戦争の出来る国」というフレーズをよく耳にするけど、当時は戦争が出来るどころか周囲は「したがる国」だらけで、加えてマスコミも国民も熱狂的に「したがる状態」だった中で具体的にどんな方策が取れたかというと、うーむ…2014/06/21

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