宇宙エコロジー―バックミンスター・フラーの直観と美

宇宙エコロジー―バックミンスター・フラーの直観と美

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  • サイズ B5判/ページ数 371p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784568600322
  • NDC分類 504
  • Cコード C3052

内容説明

「宇宙はテクノロジーである」。バックミンスター・フラーの1927年の認識(メタフィジクス)は、エコロジーを有限なバイオスフィアにだけ求めるテクノロジーと対立してきた。産業社会が生き残りをかけたテクノロジーは、92種類の再生的な化学元素を発明したわけでも、あらゆる生命を維持するこの惑星を発明したわけでもない。人間がどんな生命にも容認される方法で基本的な環境の変化に適切に意識的に関与できるテクノロジーはつねに発見されてきた。

目次

1 平均的な革命―メタフィジクスの目的論
2 「進化」の誤謬
3 一を識り十を「見る」
4 反建築の起源
5 計画的偶然
6 もうひとつの現実―「自然選択」から「宇宙選択」へ
7 流体地理学の誕生―自己エコロジーのための全方位カメラ
8 成長と崩壊
付録 ジオスコープ

著者等紹介

フラー,バックミンスター[フラー,バックミンスター][Fuller,Richard Buckminster]
1895年アメリカ合衆国マサチューセッツ州ミルトン生まれ。自然のふるまいをこれまでの3次元直行座標のように無理数化せず、視覚的で直感的な理解を可能にする新たな座標システムによって有理数的な秩序(シナジェティクス)を発見してきたデザイン・サイエンティスト。1983年死去

梶川泰司[カジカワヤスシ]
1951年ヒロシマ生まれ。シナジェティクス研究所所長。高校中退後、フラーの『シナジェティクス』に触れる。1981年幾何学論文をまとめ渡米、フラーは初見でその論文とモデルを採用した。フィラデルフィアのバックミンスター・フラー研究所でシナジェティクスの共同研究に従事。その成果はフラーの遺作となった論文集(Cosmography)に収録された。1988年、シナジェティクスとテンセグリティの基礎研究によってシナジェティクス研究所を設立し、新たなシナジェティクス理論や次世代の移動可能な折りたためるテンセグリティ構造システムなどを開発してきた。フラーが他者に対して初めて認めたデザイン・サイエンティスト
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