内容説明
21世紀の日本では、ますます「創造的な設計」が求められている。本書は、新しい機械を発想し設計するための考え方と方法について解説する斬新なテキストである。特に設計課題の探索から構想の立案までの過程における考え方や具体例について詳しく述べる。ものづくりの体験を重視し、新しいアイデアの実現に挑むエンジニアの心得を説くことが主題であるが、「先駆者たちの工夫」「失敗例」「エンジニアと技術の社会的責任」等の項目は著者ならではの展開である。
目次
1 創造的な設計とは
2 設計課題の設定
3 設計の思考過程
4 機構の活用
5 構造と形状の工夫
6 着想を豊かにする方法
7 分析力を高める
8 ロボットメカトロニクス
9 ITを活用した設計・生産
10 ものづくりの体験から学ぶ
11 技術の社会責任
著者等紹介
米山猛[ヨネヤマタケシ]
1979年東京大学工学部産業機械工学科卒業。1984年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(工学博士)。1991年ミュンヘン工科大学客員研究員。現在、金沢大学教授(人間・機械工学科)
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