新しい計算電磁気学―基礎と数理

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  • サイズ A5判/ページ数 295p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784563067311
  • NDC分類 427
  • Cコード C3054

内容説明

急速な発展を遂げた計算電磁気学について、その工学的基礎と数理を詳細に解説した初の成書。本書の前半では、“辺有限要素法”の基本的事項をできる限り直感的イメージを大切にして記述する。また実際に解析の現場で必要なソース電流や境界条件の設定法、ゲージ固定、線形計算の収束の問題について説明する。後半では、電気電子工学および機械工学の立場から、計算電磁気学と電気回路の関係、電気・機械結合系の解析法について論じる。最終章においては、辺有限要素法の黎明からその開発に携わり、その一般理論を構築したボサビ博士により、計算電磁気学の数理的側面を詳細に解説する。

目次

1 計算電磁気学入門(有限要素法とは;電磁場の双対メッシュによる表現)
2 電磁場の辺有限要素解析(場の有限要素表現;電流場(非発散場)の有限要素表現 ほか)
3 電磁場と等価回路(部分領域と接合;直交基底関数の採用 ほか)
4 電気‐機械結合系(電磁力と電磁応力テンソル;有限要素法による電磁力およびモーメントの計算 ほか)
5 一般化された差分法‐電磁場問題の離散化(準備‐ユークリッド空間;マクスウェル方程式の書き換え ほか)

著者等紹介

五十嵐一[イガラシハジメ]
1984年北海道大学大学院工学研究科修了。博士(工学)。現職、北海道大学大学院工学研究科助教授

亀有昭久[カメアリアキヒサ]
1973年京都大学理学部卒業。現職、サイエンスソリューションズ(株)取締役

加川幸雄[カガワユキオ]
1963年東北大学大学院工学研究科修了。工学博士。現職、秋田県立大学システム科学技術学部教授

西口磯春[ニシグチイソハル]
1982年東京大学大学院工学系研究科修了。工学博士。現職、神奈川工科大学工学部教授

ボサビ,アラン[ボサビ,アラン][Bossavit,Alain]
1965年パリ大学理学部修了。Ph.D。現職、CNRS(フランス国立科学研究センター)科学顧問
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