内容説明
Ｊ．Ｒ．Ｒ．トールキンの『指輪物語』をめぐる５３０項目を収録した事典。歴史・地理・社会・動植物・伝記に分け、それぞれ概説と五十音順の項目解説で構成する。挿絵計１６０余点、カラー地図、系図なども掲載する。巻末に原典に対する用語索引がある。―トールキンのファンタジーがはじめて本格的な事典に。
目次
Ｊ．Ｒ．Ｒ．トールキンの生涯と作品
歴史
地理
社会
動植物
伝記
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あまえび
1
指輪物語に書かれている以前の、世界の創生やシルマリルの物語に関する項目も色々あって一つ一つ読んでいくのを楽しめました。指輪物語自体がすでに壮大な物語だと思いますが、トールキンの作った歴史の中ではほんのわずかの期間の物語に過ぎないというのはただただ驚きです。 イラストはたくさん載っていましたが古臭さを感じたのとあまり魅力的ではないなと思いました（なぜかカラーとモノクロで同じイラストを2回使ってるページも多かったのも気になりました）。イラストをもっと美麗なものにして作り直せば更にいい本になると思います。2023/01/17
サアベドラ
1
トールキンの神話体系のイラスト付き百科事典。大項目主義のため検索が面倒、そもそも項目数が少ない、途中まで（The History of Middle-earth6巻）しか収録されていない、肝心のイラストが微妙（風景画に良いのもあるけど）、とほめられるところがあまりない残念な本。本書以上に詳しいファンサイトがいくらでもあるので、わざわざ入手する必要もないかと。なお、普及版は一部イラストをモノクロにしてペーパーバック化したものです。ハードカバー版は紙箱入りですが製本が悪く、すぐバラバラになります。2009/07/29
