出版社内容情報
節目節目でのキャリア・デザインを支援するためのツール。
目次
第１章 序
第２章 キャリア指向質問票
第３章 キャリア発達
第４章 キャリア・アンカーという概念の展開
第５章 キャリア・アンカー・インタビュー
第６章 実践に生かすために
著者等紹介
金井寿宏［カナイトシヒロ］
１９５４年生まれ。１９７８年京都大学教育学部卒業。１９８０年神戸大学大学院経営学研究科博士前期課程を修了。１９８９年マサチューセッツ工科大学で経営学博士を取得。１９９２年神戸大学で博士（経営学）を取得。１９９４年より神戸大学教授。現在―神戸大学大学院経営学研究科教授。専門は、経営管理論。テーマとしては、仕事意欲、キャリア発達、変革のリーダーシップ、創造的なネットワーキング、組織変革、経営幹部の育成、日本型のＭＢＡ教育、人事部の役割変化など。会社やその他の組織のなかで生じる人間にかかわる問題に対して、働く個人にとっても、組織にとっても創造的な活動を促進するという視点から研究を重ねている。最近の関心は、キャリア発達とリーダーシップ開発の融合
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
25
能力・動機・価値観によるキャリアの根っこ。ヨコへの異動、上への出世に、中心への動きを加えた円錐形の変化のモデル。自分や世の中の人びとのキャリアを考えていく上で頼りになるアイデアが収められたパンフレット。ほぼ２割を対話で自分のアンカーを定めるためのシートが占める使える本。◇能力動機価値観はWillCanMustと言い換えられることが多い。問題はMust。やるべきことは本来、組織からの要求ではなく、天からの使命を言う（それを会社の話にしたのは誰だ？）。今後のキャリアを考えるとき、このズレは大きなヒントになる。2018/03/11
ルーチェ
6
キャリア・アンカーとは、他のすべてを犠牲にしてでも大切にしたい自分を象徴する動機や価値観のこと。私の場合は、専門性、奉仕・社会貢献、保障・安定、自立・独立、生活様式、純粋な挑戦、全般管理、起業家的創造性の順番です。もっと生活様式は高いのかなって思っていましたけど、それ以外はぴったり！インタビューを通じて、昔考えていたことも思い出せて、私はどんな人なのかがもう一歩分かってきたかも!?2020/01/02
kumokumot
4
キャリアの方向性を改めて考えたくて読んだ。ワークで自分がキャリアで何を本当に大事にしているかを見つめ直せる。自分はライフバランスが1位で、2位に専門・職能と奉仕が並ぶ形だった。著者によればキャリア・アンカーはただ一つとのことだが、それだけ満たせて入ればいいというものでもないはずなので上位の価値観をできるだけ満たせる仕事を探せるといいのだろうと感じた。2021/10/24
デューク
4
「自分のキャリア・アンカーを知ることで、自分が本当に価値を置いていることと一致した方向でキャリアの選択ができるようになる」。自分のキャリアを選択していくための指南書。 キャリア・アンカーとは、能力・動機・価値観の3側面を総合した自己イメージ。ワークブック形式で、8種類のキャリア・アンカーから自分の真の価値観を探る一冊。どのような組織で、どのような職務についていても、自分の拠り所となる錨(アンカー)がある。変化の時代に、自分のアンカーを知ることは、方程式の変数を一つ減らすことではないだろうか。おすすめ2018/01/08
みぎつた
3
59冊目。 ストレングス・ファインダーに続き、自身のこれからの方向性を検討するために購入。非常に満足しています。 奉仕・社会貢献→純粋な挑戦→専門・職能別コンピタンス→自立・独立→生活様式→起業家的創造性→全般監理コンピタンス→保証・安定 という結果。 自立と起業家的創造性は別のものとして理解せよというのはしっくりきた。専門性というのも、どうしても「技術的な〜」と捉えてしまうが、もっと範囲を広めていい。チームビルディングの専門的な。自己理解のメリットは「周りの人に憧れなくなること」だと思えるのでよい。2019/10/07
