出版社内容情報
人口三億四千万人を擁するECが1993年にスタートを切ろうとしたのは、国ごとの経済面での障壁を取りのぞいた、人も金も自由に行き来できる「単一市場」達成に向けての現実的な歩みであった。世界の経済的・政治的秩序に決定的な変革をもたらす、この壮大なチャレンジの実態を解説する。
目次
第1章 漸進するヨーロッパ
第2章 欧州共同体(EC)の再生―『域内市場白書』と『単一欧州議定書』
第3章 モザイク的ECとその将来
第4章 EC産業と大単一市場
第5章 ECのサービス産業および商業
第6章 EC金融・通貨統合
第7章 EC税制統合
第8章 EC統合の社会的・人間的側面
第9章 EC単一市場におけるフランス