文庫クセジュ<br> ワーグナーと「指環」四部作

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ワーグナーと「指環」四部作

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  • サイズ 新書判/ページ数 161,/高さ 18X12cm
  • 商品コード 9784560056868
  • NDC分類 766.1
  • Cコード C1273

出版社内容情報

ワーグナーのオペラ作品の項点に立つ《指環》の源流である神話伝説、成立過程、思想を民族学的考察をまじえつつ解説する。《指環》の音楽言語、構造をはじめ、この作品の特質を多角的に追究し、全貌を紹介したユニークな研究書。《指環》の鑑賞と理解には欠かせない、ワーグナーファン必読の一冊。

内容説明

本書は、ワーグナーの晩年を飾るこの《指環》四部作を、多角的に解説した一巻で、その複雑な成立過程、節書、ライトモティーフを中心としたワーグナーの音楽書法、思想、芸術理念、さらには、音楽のみならず、文学その他の分野に与えた影響など、広範囲にわたってその全貌を紹介した研究書である。

目次

第1章 鳴り響く叙事詩
第2章 神々、音楽、人間
第3章 《四部作》と音楽言語
第4章 象徴と性格
第5章 未来の芸術作品

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えふのらん

1
様々な指環についての議論を分類、解説した新書。一次資料にして初の批評でもあるコジマの日記からバーナード・ショーの「完全なるワーグナー主義者」といった政治的なテキストまで紹介されており、その広範さには眼を見張るものがある。ジークフリートの成長物語として最初に書かれた第二夜と彼のルーツ探しの成果として誕生したラインの黄金(皮肉にも彼の浪漫主義的、民族主義的な性質がナチズムを呼び寄せることにもなった)、2016/07/17

IKUNO

1
『ワーグナーと≪指輪≫四部作』(ジャン=クロード・ベルトン/横山一雄訳) <白水社> 読了です。 ≪指輪≫を、 ・ワーグナーの生涯 ・あらすじ ・音楽性 ・象徴性 ・ワーグナーと≪指輪≫の影響 という観点から論じた力作です。 それほど厚い本ではないのですが、かなり専門的な内容だと思います。 私はあらすじ程度しか理解できませんでした。 それでも、≪指輪≫が好きな方は必読です。 私も何度か挑戦したいと思います。2014/09/21

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