出版社内容情報
キリシタン弾圧とフランス人宣教師の殉教、列強の脅威とフランス語事始め、洋学と産業技術の移入、大浦天主堂での隠れキリシタンと神父たちの感動的な出会い、ロティらの印象記、遊女とリヨン商人の哀切な純愛物語など、さまざまなエピソードで綴る江戸から明治の長崎を舞台とする日仏交流史。
内容説明
キリシタン禁制下に来日して凄絶な殉教をとげた神父たち、洋学や産業技術の移入に尽力した人々、ロティとお菊さん、遊女に純愛をささげたリヨン商人など、江戸から明治の長崎を舞台にくりひろげられた日仏交流のさまざまな人間ドラマを描く。
目次
第1章 墓標なき殉教者ギヨーム・クールテ神父
第2章 北からの脅威でフランス語事始め
第3章 教育と宗教と
第4章 描かれた長崎
第5章 哀愁のリヨン商人ピニャテル・その愛