ヨーハン・ディーツ親方自伝―大遷帝侯軍医にして王室理髪師

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  • サイズ B6判/ページ数 341,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560028308
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0022

出版社内容情報

こんな人生があったのか! 徒弟・遍歴職人時代をはじめ、対トルコ戦争の阿鼻叫喚、壮絶な北洋捕鯨、苦渋の親方生活等、17世紀庶民の諸相を圧倒的な迫力で活写する波瀾万丈の一代記。

内容説明

阿鼻叫喚の対トルコ戦役、壮絶な北洋捕鯨、苦渋の親方生活等々、近世庶民の諸相を圧倒的な迫力で活写する波瀾万丈の一代記。

目次

わたしのしつけと両親について
徒弟時代
軍医時代―トルコ戦役
職人の暮らし
船医時代―捕鯨船の旅の記録
王室理髪師への道
親方時代と夫婦生活

著者等紹介

佐藤正樹[サトウマサキ]
1950年愛知県生まれ。1976年名古屋大学大学院文学研究科修士課程修了。ドイツ文学・風俗史専攻。広島大学総合科学部教授。主要編著書に、『うちに子どもが生まれたら』(鳥影社、1995年)、『レクラム文庫をドイツ語で読む』(白水社、1999年)。主要訳書に、S.ビルクナー編『ある子殺しの女の記録―18世紀ドイツの裁判記録から』(人文書院、1990年)、R.v.デュルメン『近世の文化と日常生活』全3巻(鳥影社、1993、1995、1998年)、A.ビルショフスキ『ゲーテ―その生涯と作品』(共訳、岩波書店、1996年)
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感想・レビュー

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春色

1
十七世紀後半から十八世紀にかけて生きたディーツと言う名の理髪師親方の自伝。……なんだけども、親方やりすぎ。理髪師(この時代では外科医も兼ねる)としての修行の一環としてブランデンブルグ軍に軍医として従軍しポーランドまで行って死にかけたかと思ったら、今度は船医として捕鯨船に同乗し北極点まで行く。親方になって都市に腰を落ち着けたかと思いきや、妻との不仲だ職人たちとのいざこざだと訴訟の嵐。何が凄いって、この波瀾万丈としか思えない人生がどうも親方的には「普通」であったらしい、ということ。生きるって、うーん、大変だ。2009/12/03

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