世界の思想史〈上〉

世界の思想史〈上〉

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  • サイズ A5判/ページ数 335p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784560019818
  • NDC分類 102
  • Cコード C1010

出版社内容情報

古代インド、古代中国の哲学から説きおこし、ギリシア哲学、アラビア思想を経て、ルソー、カント、マルクスからニーチェ、ベルクソン、現代のヴィトゲンシュタイン、サルトル、ハイデッガーにいたる思想の発展の方向と対立を明晰に概説した格好の哲学思想史。人名・事項索引付。

内容説明

ブッダ、孔子、ソクラテスからデカルト、スピノザ、ライプニッツまで「知」の壮大な営みを明解に叙述した格好の入門書。

目次

第1部 東洋の哲学(古代インド哲学;古代中国の哲学)
第2部 ギリシア哲学(ソフィスト出現までのソクラテス以前の哲学;ギリシア哲学の隆盛期;アリストテレス以後のギリシア・ローマ哲学)
第3部 中世哲学(教父哲学の時代;スコラ哲学)
第4部 中世末期からカントまでの哲学(ルネサンス時代ならびに宗教改革時代の哲学;バロック時代における三大哲学体系)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はなひ堂

2
序文にある「かつて思想とは、情念と混然一体としていた(うろ覚え)」という一文に導かれるように綴られていく。それは本書がプラトン、アリストテレスから一気にデカルトにまで飛んでしまう、あの思想史ではもうないことを意味している。そこにはキリスト教世界の誕生という思想の後退にも見える出来事が、三寒四温のようにかすかな前進を含みつつ、批判し、またされることにより乗り越えながら作られる形而上学の基礎として機能した側面としても描かれている。 またインド、中華の壮大な思想は、私が思想を誤解していたことを気づかせてくれた。2017/03/21

不以

1
認識と倫理と確信について、古今東西──古代インドからカントの手前まで。有名所をぼんやりとしか知らない自分にはなかなか興味深かった。特に自分を感心させたものは、まったく知らなかった六師外道の概要・無茶ぶりとしか思えない三位一体への納得できる哲学的擁護・中世西欧においてアラビア哲学が時に聖書にも優る権威を得ていたこと、の三つだ。2012/07/21

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