出版社内容情報
デカルトやスピノザの情念論・感情論をふまえて「幸福とは何か」を追究したアラン畢生の名著。抽象的な思考に終始せず、「神経衰弱」「微笑」「あくびの仕方」「心づかい」など、身近で具体的な場面に問題を展開した知恵の書でもある。その洞察は懐深く新鮮で、切実な意味をもってわれわれに迫る。
目次
名馬ブケファロス
苛立ち
悲しいマリー
神経衰弱
ふさぎの虫
情念
神託のおわり
想像力について
精神の病い
気で病む男
医薬
微笑
事故
惨劇
死について〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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17
世界で最も美しい本だったか何か、この本を美しいと言う人は多い。私もそう思う。一つあたり3p程度のプロポ(コラム的な)がこの本一冊分ある。その一つ一つが美しいし爽やかでちょっと笑えたりするような軽いものであり、大変気に入り、なんだかできのいい四コマ漫画みたいで一気読みするのがもったいなくてダラダラ読んでいたら気がついたら読みかけで放置していた。反省した。本の要点は「悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意志のものである」(280p)に集約される様に思う。幸せになることは難しい事ではない。心が潤う本。2014/09/10
はらだともこ
1
岩波文庫で持ってたけど、図書館で借りて再読。こんなご時世では、時の洗礼を経た普遍的な本を読みたくなる。2011/04/13
ソフトバンク
0
アメブロに書きました http://ameblo.jp/softank/entry-11262862048.html2012/05/28
えだげ
0
実生活の役に立つ哲学2013/04/10