持続的農業システム管理論

持続的農業システム管理論

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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784541025333
  • NDC分類 610.1
  • Cコード C3061

内容説明

生産システムの目的は、作物や家畜を栽培・飼育して、安定的かつ持続的に一定の生産力と収益性を確保し、農業としての再生産を保証し、安全な生産を永続的に進めることである。特に、今日では生産性向上に著しく偏重した生産システムに対する反省から、環境とのバランスを重視した新たな生産システムの構築が必要とされている。このような目的を実現する生産システムの総称として、本書では「持続的農業システム」と呼称し、さまざまな角度から論じている。

目次

第1章 持続的農業システム管理論の基礎(なぜ「持続的農業システム」なのか;農業生産にかかわる技術進歩;総合システムとしての特徴;生産システムと環境;持続的農業システム管理論の提案)
第2章 持続的農業システムの管理技術(保全耕うん;低投入による持続的農業システム構築の基本要素;管理生態系の維持;有機系資源の循環;大気環境の改善;輪作と作付体系;システムの担い手)
第3章 持続的農業へのシステム工学的アプローチ(システム工学からみた持続的農業の特徴;複雑な状況下での意思決定;持続的農業におけるモデル化とシミュレーション;持続的農業へのシステム工学の応用例;精密農業;これからの展望)
第4章 持続的農業システムの実例(稲単作システム;麦輪作システム;稲麦輪作システム;酪農システム)