内容説明
本書の初版が刊行された1960年代初頭以来、グラフ理論は長足の進歩を遂げた。現在では、グラフ理論の和識は、数学のみならず情報科学やORなどを学ぶために必要不可欠の常識となっている。本訳書は、この4半世紀の間の学問上の発展を踏まえてウイルソンがアップ・トゥ・デートの改訂したものの全訳であり、グラフ理論への最良中の最良の入門書である。
目次
第1章 グラフとは何か
第2章 連結グラフ
第3章 木
第4章 マッチング
第5章 有向グラフ
第6章 ゲームとパズルにかんする諸問題
第7章 関係
第8章 平面的グラフ
第9章 地図の彩色
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ピエール
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二次元、三次元のグラフ表示について勉強したくて読んだのですが、グラフ理論というのは全く別物でした(大失敗)。一口で言えば、結点理論、ネットワーク、サラリーマン巡回問題などに関する理論でした(一口になっていない!) 電子回路の設計などに応用されるとありましたが、実例がなく、これらの理論が一体何にどう応用されるのだろうと疑問に思うところまででおしまい。(考古学の年代整理に使われる というのは実例があり、面白かったですが) 翻訳している人がかなり高齢の方なので、文体が古めかしいのも楽しめます。2013/10/05