間違いだらけの公務員制度改革―なぜ成果主義が貫けないのか

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  • サイズ A5判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532352233
  • NDC分類 317.3
  • Cコード C3031

内容説明

一体誰のための改革なのか?本末転倒な改革が日本を蝕む!生産性の高い政府を創るという大目的を見失い、員数削減が主目的になってしまった公務員制度改革―。改革の問題点を明らかにし、官を活性化するための任用・給与・人事評価・マネジメントの改革を具体的に提言。

目次

序章 小泉内閣の下でさえ手をつけられていない本質的な公務員制度改革
第1章 誰も知らない素顔の公務員制度―インフォーマルに支配される不合理な世界?
第2章 同床異夢の政労使―微妙に食い違う能力評価・労働三権・キャリア制度
第3章 小泉内閣で議論されなかった公務員制度改革の論点―失われた抜本的改革案の復権を求めて
第4章 諸外国の公務員制度改革
第5章 政官分離・権限委譲・成果主義の三位一体公務員制度改革
終章 政治家・民間と比較した公務員の比較優位の確立こそ改革のポイント

著者等紹介

中野雅至[ナカノマサシ]
1964年奈良県生まれ、88年同志社大学文学部卒、89年大和郡山市役所入所、在職中に国家1種行政職試験合格、90年旧労働省入省、ミシガン大学公共政策大学院に留学、新潟県総合政策部情報政策課長、厚生労働省大臣官房国際課課長補佐(ILO条約担当)を経て、公募により兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科助教授に就任。経済学博士(新潟大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Kenji Suzuya

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日本の公務員制度について、数々の問題点の指摘と筆者なりの改革案を提示する。改革にあたっては公務員制度のみならず政治・立法・行政・地方自治を含めた全体的な改革が必要であり公務員制度のみをいじっても問題は解決しないことや、公務員が専門性を磨くようにしなければならばい、ということが中心的に指摘される。概ね同意するが、扱う話題が多岐にわたりすぎたためにそれぞれの問題の分析が甘く、誤りも散見される。また国際比較においてはアングロサクソン諸国ばかりが参照されており、一面的に過ぎる。2015/11/22

メルセ・ひすい

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8-10 赤50 対症療法ではダメ 厚労省・ILO担当者・・ 生産性の高い政府を創るという大目的を見失い、員数削減が主目的になってしまった公務員制度改革。改革の問題点を明らかにし、官を活性化するための任用・給与・人事評価・マネジメントの改革を具体的に提言する。 2006/12/19

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