内容説明
なぜ、この2社だけが、こんなに強い?経営スタイルは対極、でも、どこか似ている両社の魅力を大解剖。
目次
プロローグ なぜ今、「ユニクロVSしまむら」なのか?
第1章 中間流通の不要化(ユニクロ)と内包化(しまむら)
第2章 「早わかり」ユニクロ、しまむら創業と成長の軌跡
第3章 まさに対極に位置する経営・業態構造
第4章 トップのマネジメントとその生き様
第5章 成熟消費時代を突破する2強の「市場解読力」
第6章 “日本発”世界標準流通業を目指して
第7章 「2強の天下」はいつまで続く?
エピローグ ユニクロ、しまむらは何を破壊し何を創造したのか?
著者等紹介
月泉博[ツキイズミヒロシ]
1954年生まれ。関西学院大学法学部卒業後、山一證券、流通誌編集記者、コンサルタント会社等を経て、91年に(株)シーズを設立し代表取締役に就任。商業開発ディレクターとして、ショッピングセンターや流通新業態開発等における調査、企画、指導業務にあたる。また、変貌著しい内外の流通・商業の最先端動向に詳しく、各種原稿執筆や講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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James Hayashi
24
全く異なる商法を用いる両者に共通するのは、既存の流通小売システムを破壊し独自の道を進んだこと。2000年に1stエディションで今回は2006年版。勢いのあったユニクロや大手が現在伸び悩んでいるという。少子化の国内とつかみきれない海外(中国は?)。SPA(製造小売業)が勝因であるが、問屋を通さないビジネスは日本では大きな違い。2017年でも米国で苦戦中。 消費者を無視して大量生産をするアパレルに未来はないという。「誰がアパレルを殺すのか」2018/03/15
Humbaba
8
好景気の時には、だれがやっても大概うまくいく。トップに立つ人間の実力というのは、それほど重要でなく、運に左右される部分も大きい。しかし、そうやってしのげるのは社会の状況が良いからであり、状況が変わればトップに立つ人間の実力がダイレクトに業績に影響するようになる。2013/09/13
うぉ
4
十年ほど前の本なので現状とは乖離があるかもしれないが、特にしまむらに関しては多くの新しい学びがあった。ただ、これらの企業を賞賛する視点に徹しており、客観性に欠ける気もする。じっくり読む本というよりは、割り引いて読む本かと。2018/08/26
Kengo
2
A-2017/03/22
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
0
久し振りに読みましたが、ユニクロとしまむらの両者、明暗が分かれつつ有ります。且つては、これにプラスでライトオンが有って御三家と呼ばれた時代も有ります。2大巨頭からしまむらが抜けない様に頑張って欲しいものです。