なぜ企業不祥事は、なくならないのか―危機に立ち向かうコンプライアンス

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532312046
  • NDC分類 336
  • Cコード C0034

目次

第1章 なぜ企業は危機に陥るのか
第2章 危機管理失敗の三つの共通点
第3章 実践的リスク・マネジメント論
第4章 危機に立ち向かう四原則
第5章 ケース・メソッド「危機管理」
第6章 伸びる会社のコンプライアンス経営

著者等紹介

国広正[クニヒロタダシ]
弁護士(国広総合法律事務所)。大分県生まれ。東京大学法学部卒業。1986年弁護士登録。94年に独立後、企業の違法行為、不正会計、事故などの社内調査、プレス対応などの危機管理案件を多く手がける。現在は、危機管理、コンプライアンス、コーポレート・ガバナンスに加えて、金融・会社法・証券取引法関係の訴訟、独占禁止法、倒産法分野や企業対象暴力案件を多く扱っている。2004年からは、内閣府法令遵守対応室法令顧問を務める。日本経済新聞に、危機管理とコンプライアンスを題材にした「弁護士余録」を連載中

五味祐子[ゴミユウコ]
弁護士(国広総合法律事務所)。東京都生まれ。上智大学法学部国際関係法学科卒業。1999年弁護士登録。専門分野は、商法、証券取引法、競争関係法、消費者関係法、経済刑法など。コンプライアンス、コーポレートガバナンスの観点からの企業内組織改革や体制構築、企業のホットライン対応、会社法・証券取引法関係の訴訟を多く手がけている。2003年には、内閣府委託の主婦連合会主催「消費者重視経営の評価基準委員会」の委員を、2004年には、全国社会福祉協議会の福祉マネジメントワーキンググループ専門委員を務めた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

0
山一証券の飛ばしというバブル崩壊により多額の含み損を生じた株式などの有価証券を保有する企業が、その損失を表面化させないために、決算期前に他の企業に時価とはかけ離れた簿価で売却するが、決算期経過後にこれを同じ価格で買い戻すことの図がわかりやすかった。コンプライアンスにうるさすぎるのもどうかと思うが、談合や危機管理の危うさなどがあるから致し方ない。ハインリッヒの法則を統計で見たことがないのは恐らく自分の無知さ加減だろう。参天製薬の危機管理は優れていたらしい。2015/10/27

Humbaba

0
リスクが全く存在しない決断というのは、基本的にありえない。大切なことはリスクを認識した上で、そのリスクが妥当なのか、他の方法のほうが低リスクなのかを判断することである。その判断のためには、自分たちの会社が何を優先するかの判断ができるよう、日頃から明確にしておくことが有効な手段となる。2013/07/27

miohaha

0
今さらですが、勉強させていただきました。具体的な事例やケースメソッドを取り入れ、とてもわかりやすく書かれています。コンプライアンスをテーマにすると下を向きたくなることが多いですが、企業利益につながる、をテーマに明快に語られているので、元気が出ます。2005年の出版ですが、2012年現在のグローバル経済の変化、東電やオリンパスの事例を國廣弁護士がどのように分析されるか、続編があったら読んでみたいと思います。2012/09/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/197702
  • ご注意事項