権力の驕りに抗して―私の履歴書

権力の驕りに抗して―私の履歴書

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  • サイズ B6判/ページ数 155,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784532160289
  • NDC分類 289
  • Cコード C0023

内容説明

「たった1人の反対」も辞さなかったフルブライト留学生制度の“父”。マッカーシズムと対決し、ベトナム反戦を貫いた、勇気ある政治家の感動的な半生。

目次

私の履歴書(わが半生を振り返って;ローズ奨学生;オックスフォードで;最年少の大学学長;下院議員に;国連提唱決議;上院議員選挙;原爆と交換留学生計画;フルブライト法;マッカーシズムに抗して;外交委員長;ケネディの国務長官候補;ニクソン外交を支持;ウォーターゲートとテレビ;落選、そして引退 ほか)
フルブライト氏と留学生制度(フルブライト氏への感謝の演説;日米交流に欠かせない名前;フルブライトさんと私;米国留学体験と私と人生;自分について学ばされた留学;自由、公正、対等を教えてくれたアメリカ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

14
除籍本。昨日いただいた中で、最も幸運で貴重。原文英語と邦訳の合本で1冊で2倍おいしい。「二度と戦争を起こしてはならない」(13頁)。キューバ危機においては、「たとえキューバが共産主義化しても、それはキューバ国民の意思として尊重すべきであること」(84-85頁)という、異文化の人への尊重は大事に思う。「私は日本の平和憲法とそれに基づく国連中心外交、非武装政策を最も高く評価する一人だ」(125頁)。言い切ってくださっているのは心強い。改憲の風潮にある昨今、貴重な指摘に護憲派は勇気づけられる。奨学金、有り難や。2013/11/03

がんぞ

3
受給者に小田実など日本人多い有名な奨学金の創設者。日経新聞の『私の履歴書』はタイムリーな人物が執筆することが多いが、日米関係の重要性、民主主義・法治主義という価値を共有する両国として冷戦後の枠組み構築が要請される。本書半ば、1972年に後輩が対立候補として出馬し当選して引退。著者のいう《権力の驕り》とは「日本は自衛する権利も能力も無い」という決め付けであり、次に「中国を代表するのは中国共産党と認める」という《現実主義》である。台湾は民主制が施行される国であり宗教・言論の自由があり、キリスト教徒も多いのに2013/09/29

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