内容説明
基礎から実践までの本格派。「会社情報」を片手に手堅く投資。実験運用の成果を初公開。
目次
第1部 株式投資の基礎(いま、なぜ株式投資なのか;証券投資のリターン;株式投資のリターン;ROEと株価評価;株式投資のリスク;ポートフォリオのリターンとリスク)
第2部 株式投資戦略の選択肢(市場の効率性と株式投資戦略;消極運用戦略;積極運用戦略;アービトラージ(裁定取引)
資産ミックスで運用する
長期投資によるリスクの時間分散)
第3部 バリュー株の発掘と運用の手引(バリュー株投資は優良大企業への長期預金;「バリュー株投資の父」グレアムと愛弟子バフェット;グレアムの割安基準の日本市場での有効性;バリュー株発掘のケーススタディ;バリュー株の発掘と運用)
著者等紹介
井手正介[イデマサスケ]
1965年一橋大学商学部卒。野村総合研究所入社。ペンシルベニア大学ウォートン・スクール経営学修士(MBA)。米公認証券アナリスト(CFA)、日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)。野村マネジメント・スクール研究理事、青山学院大学教授を経て、現在、マネジメント・デベロプメント・インク代表。日本証券アナリスト協会理事、教育政策委員会委員、試験委員(アナリスト倫理)、証券アナリストジャーナル編集委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くとほん
4
基本的な部分をしっかりと学ぶのにいい一冊だと感じた。ポートフォリオ(複数銘柄の組み合わせ時のリターンとリスク)の計算方法をもう少し詳細に書いて欲しかったとは思うが、それ以外は参考になった。基本的にはグレアム、バフェットの安全・割安株投資の考え方を踏襲しているため、小型株での一発逆転やテクニカルでの多量トレードを考える人には合わない点には注意が必要。2020/06/24
おけば
4
PERやらEPSやらPBRやらとても苦手だったのだけど、この本を読んでなんとか理解できるようになった。自分はこうやって儲けたんですよwと自慢するだけの本とは違い、理論やデータをきちんと提示しているのがすごい。2015/02/09
星空の挑戦者
3
グレアムの割安基準を日本銘柄に当てはめた・・・分析学ともいうべき書。2011/08/27
Zing
2
特に目新しいものは無かったが、トヨタの収益体制について詳しく書かれているところは面白かった。2019/02/26
葉
1
株式投資の重要性・リターン、リスク、ROEと株価評価、ポートフォリオ、株式投資戦略における消極性と積極性、アービトラージ、資産ミックス、バリュー株の発掘と運用などについて書かれている。実戦形式というよりは、理論から組み立てている感じがある。非常にわかりやすい内容だと感じた。2014/08/27