出版社内容情報
《内容》 看護は,アセスメントと看護診断,それに基づく看護介入,そして介入から得られた評価によって,一つのサイクルを完結させる.診断→介入→評価は看護実践の不可分の流れである.本書は,Iowa Intervention Project 『看護介入分類』の原著第3版(2000年度版)の翻訳.NICは今やNANDA(北米看護診断協会)の看護診断と一体のものとなっており,わが国での看護介入の分類,用語の特定のために必携の参考資料である.
《目次》
【主要目次】
■第1部 看護介入分類の構築と利用
第1章 NIC の概要
看護介入分類について
関連するプロジェクト:看護成果分類,看護診断拡大分類,看護管理ミニマム・データ・セット
NOC:看護成果分類
NDEC:看護診断拡大分類
NMDS:看護管理ミニマム・データ・セット
よく尋ねられる NIC に関する質問
要約
第2章 NIC の開発
NIC 以前―NIC の開発が必要な理由
理由その1:看護治療の用語体系の標準化
理由その2:診断と治療と成果の結合に関する看護の知の拡大
理由その3:看護情報システムおよびヘルスケア情報システムの開発
理由その4:看護学生に対する意思決定教育
理由その5:ナースが提供するサービスのコストの算定
理由その6:看護実践の場において必要とされる資源の計画立案
理由その7:看護独自の機能を伝達する用語
理由その8:他のヘルスケア提供者の分類体系との接合
NICの開発
第1相―分類の構築 (1987~1992年)
第2相―系統分類法の構築(1990~1995年)
第3相―臨床治験と修正(1993~1997年)
第4相―使用と維持(1996年~継続中)
要約
第3章 NIC の使用
介入の選択
期待される患者成果
看護診断の特性
介入の研究的基礎
介入の実行可能性
患者の受容可能性
ナースの実践能力
臨床実践施設におけるNIC の実施
実践施設におけるNIC の実施例
教育におけるNIC の使用
標準化された用語の使用モデル
費用
質
標準化されたデータを使用することの利点
要約
■第2部 看護介入の系統分類法
NIC の系統分類法の概要
NIC 分類法
■第3部 看護介入分類
■第4部 NANDA の看護診断とNIC の介入
NNDA との結合について
■第5部 専門領域のコア介入
調査
調査紙に配付
結果
検討
コア介入の調査に回答した専門団体
■第6部 付録
付録A:第2版以後に新しく付け加わった,修正された,削除された介入
付録B:新しい介入または既存の介入の修正を提案するためのガイドライン
付録C:関連出版物
付録D:NIC 謝意リスト(第3版)
付録E:略語一覧
目次
第1部 看護介入分類の構築と利用
第2部 看護介入の系統分類法
第3部 介護介入分類
第4部 NANDAの看護診断と結合したNICの介入
第5部 専門領域のコア介入
第6部 付録
著者等紹介
中木高夫[ナカキタカオ]
名古屋大学医学部保健学科看護学専攻(教授)を経て、日本赤十字看護大学
黒田裕子[クロダユウコ]
日本赤十字看護大学(教授)
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