内容説明
中世イギリス文学を代表する詩人ジェフリー・チョーサーの〈遊戯〉〈トポス〉、〈権威〉と〈経験〉、および夢やレトリックの伝統などをとおして、詩人の想像力の内面に迫る。
目次
チョーサーの「遊戯」のコンテクスト―『カンタベリー物語』の場合
チョーサーと「庭園」のトポス
ヴァンソーフの詩法とチョーサー―イメージ研究の側面から
イメージの「場」としてのドリーム・ヴィジョン
『公爵夫人の書』における「慰安」のトポス
『善女列伝の序』のトポグラフィー―「場」としてのパラダイス
「真実」と「記憶」のトポス―『善女列伝の序』論〔ほか〕