看護動作を助ける 基礎人間工学

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  • サイズ A5判/ページ数 234p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784501414801
  • NDC分類 501.8
  • Cコード C3047

内容説明

これまでの人間工学は、人間とモノとの関係(モノを操る作業者の動作も含む)を追求してきた。しかし、これからは高齢社会に入り、言葉は悪いが、人間(看護者)が人間(患者)を直接操ることが多くなる。とすると、人間が患者という弱者を操るうまい方法があるかと思われる。そのひとつが、ボディメカニクスという動きを助ける技術である。この技術を念頭において、看護初学者が、その理屈を理解し、将来、専門とする看護者になった場合、障害から自身の身を守るために役立たせていただければ本書の目的は達成できる。

目次

1 人間工学とは
2 人間の諸特性と姿勢・動作
3 人間工学とボディメカニクス
4 人間工学の応用
5 看護への人間工学応用(患者介助法)

出版社内容情報

働き、生活し、運動するといったあらゆる人間の行動や動作に、疲れない、負担が少ない、誤りが少ない、手触りがよい、使いやすい、操作しやすい、楽である、気持ちがいいなど安全、安楽、快楽を要求することが多い。このような要求を満たすために、人間の心理、生理、解剖など本来人間が持つ諸特性を考慮し、人が置かれた環境、モノ作りのための設計、製作、デザイン、取り扱う対象物に創意と工夫を盛り込む必要がある。そのために、人間工学は心理学、生理学、医学、工学、デザイン、経営、管理・・・・・などの広い分野を包含し、間口が広い学問となっている。
 間口が広いためか、人間工学という学問はどのようなことを学ぶ分野なのか分からないという声を聞く。最近では「人間工学的に設計された椅子」といった人間工学という文字で修飾された商品も見受けられる。このような商品は、人間工学の意味をふまえ、それに基づき設計、製作されたモノと思われる品々である。
 大学、短大、各種専門学校においても人間工学という科目を授業に取り入れるところが増えてきた。このようなわけで人間工学という学問分野は、年々少しずつではあるが広まりつつあることは事実である。
 上述したように人間工学が対象とするのはまずは人間である。しかし、その人間が使用する対象物はモノであるから、モノの設計、製作およびそのプロセスに対しても人間工学は関係する。こうした設計、製作は人間が行うわけであるから、人間工学はその手法や手順にも関係する。モノといっても文房具、工具、用具のような単純なモノもある。航空機や自動車などの乗り物、原子力発電所や工場の自動化装置などような極めて複雑なモノもある。こうしたモノを操る人間とモノとの関係を調べ、よりよいモノを作り、複雑なモノを誤りなく操れるようにすることは人間工学が果たすべき役割である。
 人が快適に生活でき、能率よく生産性をあげるためには、そこで生活する人や作業する人の環境(空間、温度、湿度、騒音、振動など)を整えたり、使用する機械、工具、道具類の使用を誤りなく、使いやすいように整えておかなければならない。こうした生活しやすい、働きやすい環境を整えることも人間工学の役割である。
 もともと人間工学は、人間と仕事(作業)、人間と機械、人間と道具に重点がおかれた境界領域の学問分野として発達した。これは作業のしやすさ、モノの使いやすさといった人間と仕事、人間とモノとの関わりの研究分野であった。
 患者の世話をする看護者の高齢化は進んでいる。面倒を看る側、看られる側の両者が年齢を重ね、力不足のため苦労されている。こうした場面を機械力で支援できないかと、人間工学者、機械工学者は研究をすすめている。そのためには、看護者が患者を介助する様子をよく観察し研究を行わなければならない。
 これまでの人間工学は、人間とモノとの関係(モノを操る作業者の動作も含む)を追求してきた。しかし、これからは高齢社会に入り、言葉は悪いが、人間(看護者)が人間(患者)を直接操ることが多くなる。とすると、人間が患者という弱者を操るうまい方法があるかと思われる。そのひとつが、ボディメカニクスという動きを助ける技術である。本書は、この技術を念頭において、看護初学者が、その理屈を理解し、将来、専門とする看護者になった場合、障害から自身の身を守るために役立たせていただければ本書の目的は達成できたと思っている。
 筆者は、1992年以来、看護者の看護動作に関する研究を行っている。それは、主に看護者の床反力、手に加わる力、重心に関しての実験的研究である。さらに、1994年から1995年にかけ日本および英国の看護者の腰部負担ならびに看護支援補助機器の現状に関するアンケート調査も行った。こうした研究成果の一端も紹介しながら、本書は人間を扱う力作業の問題点についても述べる。
 本書出版に当たり、東京電機大学出版の石沢岳彦氏には大変お世話になった。ここに心より御礼申し上げる。
1999年5月

小川鑛一

1章 人間工学とは
1.1 人間工学のあらまし
1.2 人間工学と″……らしさ″の追求
1.3 人間能力の拡大と″モノ″との関わり
1.4 人間と機械との関わり
1.5 制御とはなにか,また,そのご利益はなにか
1.6 人間が″モノ″を操るということ
1.7 人間工学の活躍分野
練習問題

2章 人間の諸特性と姿勢・動作
2.1 五感とセンサーと制御
2.2 手の到達寸法と発揮できる力
2.3 人間と道具・機器の共存
2.4 姿勢と動作
練習問題

3章 人間工学とボディメカニクス
3.1 ボディメカニクスの意味
3.2 脊柱障害を防ぐために
3.3 人間の動きの中での姿勢のあり方
3.4 ボディメカニクスを理解するための力学
3.5 人間が急に動くと大きな力が発生する
練習問題

4章 人間工学の応用
4.1 人間工学応用の考え方
4.2 家庭と人間工学
4.3 仕事と人間工学
4.4 人間工学的改善とその効果
練習問題

5章 看護への人間工学応用(患者介助法)
5.1 看護と人間工学
5.2 人間工学的介助の方法
5.3 腰部に危険な介助動作
練習問題

まとめの問題

あとがき

参考図書

練習問題解答

索引