内容説明
本書は史上初めて撃墜戦果250機を記緑したエース、ヴァルター・ノヴォトニーが所属した第54戦闘航空団をはじめとする、東部戦線のFw190戦闘機部隊エースたちの戦歴と、もうひとつの主役、戦闘爆撃機部隊の戦いを紹介。クルスク会戦とその後の激戦、そして「夏期大攻勢」と、ソ連軍の猛攻に追いつめられながらも、第三帝国最期の日まで戦ったFw190とパイロットたちを追う。
目次
「全員退場」(卜書き)
新鋭機への習熟
前線の第51戦闘航空団
第54戦闘航空団「緑のハート」登場(卜書き)
ふたつの航空団
ツィタデレ―クルスク会戦
地上攻撃部隊
第51戦闘航空団、Bf109に再転換
それでも困難に立ち向かう「緑のハート」
少なすぎて、遅すぎて
「終幕」(ト書き)
著者等紹介
ウィール,ジョン[Weal,John]
英国の航空誌「Air Enthusiast」のスタッフ画家として数多くのイラストを発表。ドイツ機に強い関心をもち、オスプレイ・ミリタリー・シリーズのほか、同じくオスプレイ社の“Combat Aircraft”シリーズでJu87シュトゥーカの戦歴に関する2冊の著作をものにしている
阿部孝一郎[アベコウイチロウ]
1948年新潟県三条市生まれ。東京理科大学工学部機械工学科卒業。電気会社に約23年間務めたのち、退職。現在は航空機技術史研究家。『スケール アヴィエーション』(大日本絵画刊)誌上で、メッサーシュミットBf109のF型、最後期型であるK-4/G-10と、フォッケウルフFw190D型についての研究を発表。訳書に『メッサーシュミットのエース 北アフリカと地中海の戦い』(大日本絵画刊)がある
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