出版社内容情報
特にインドの国内政治と国際政治を中心にすえ、南アジアに生起する具体的な紛争を、政治学、歴史学、人類学、経済史などの視点から多角的に分析する。
目次
序 南アジアという宇宙
1 国内政治(国内政治の展開―多発する紛争の背景;中間カーストをめぐる政治経済学―チャラン・シンを中心に;農村における対立―ナクサライトを中心に;パンジャーブ紛争;インドにおける紛争解決の一つのあり方―ガンディーの「断食」をめぐって)
2 国際政治(後進国か超大国か―インドをめぐる虚像と実像;インド・パキスタン紛争―カシミール問題を中心に;スリランカの民族紛争―その背景と解釈)