出版社内容情報
歴史学に一大革新をもたらした“アナール学派”。その知的系を、経済史、物価史、歴史人口学、歴史人類学、心性史などさまざまな角度から解き明かす。
内容説明
歴史学に一大革新をもたらした“アナール学派”.その知的系を、経済史、物価史、歴史人口学、歴史人類学、心性史なさまざまな角度から解き明かす。
目次
第1章 『アナール』の誕生(二人の創始者;歴史における人間科学の統合;問題史―リュシアン・フェーヴルの歴史概念)
第2章 ブローデルとブローデルの世界(地中海と地中海世界;『地中海』第1版から第2版へ―地理的歴史・構造・景況・事件)
第3章 物価史とエルネスト・ラブルース(国際物価史研究委員会と『アナール』―物価史の誕生;物価史・経済史・社会史-エルネスト・ラブルースの方法)
第4章 時系列史の課題と動向(『アナール』学派と時系列史;時系列史の意義と方法)
第5章 歴史人口学の諸問題(歴史人口学の成立と発展;出生率の低下―避妊と晩婚)
第6章 心性史と歴史人類学(心性史の誕生と発展;歴史人類学の諸類型)
第7章 『アナール』学派と社会史(社会史と経験主義;歴史学の「破裂」)