内容説明
植物力、動物力、昆虫力、微生物力に学ぶ「時を経た技術」は、環境や人類を裏切らない。
目次
序章 今なぜ、自然に学ぶものづくりなのか
第1章 「人間力」―生物を観る、知る、創る未来に向けて
第2章 「植物力」―自然を活かすバイオマスビジネス
第3章 「昆虫力」―インセクトテクノロジーの台頭
第4章 「微生物力」―自然に学ぶライフサイエンスの未来
第5章 「地球力」―命を育む地球生態系に学ぶ
第6章 「再び人間力」―自然に学ぶ子どもたちを生み出すために
終章 自然に学ぶものづくり、日本から世界への発信
著者等紹介
赤池学[アカイケマナブ]
(株)ユニバーサルデザイン総合研究所所長、科学技術ジャーナリスト。1958年東京都生まれ。80年筑波大学第二学群生物学類卒業。社会システムデザインを行うシンクタンクを経営し、ユニバーサルデザインに基づく製品開発、地域開発を手掛けるかたわら、製造業技術、科学哲学分野を中心とした講演、執筆、評論を行う。経済産業省産業構造審議会産業技術分科会委員、文部科学省革新技術審査委員会審査委員、農林水産省バイオマス・ニッポン戦略構想策定委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takada Yohei
1
子供が読んでも、親が読んでも面白い。自然・昆虫・動植物は叡智が凝縮されている。それを模倣し、または、参考にし新しい技術が作り出されている。人間が作り出しているものは多種元素を原料として、高温・高圧でものをつくっているが、自然界はそれを軽元素をつかって常温・常圧でつくりだしており環境負荷・エネルギー付加に大きな違いがある。ブラックボックス化された電化製品に囲まれ、テレビゲームに親しんでいる子供たちは、もっと色々なものを知り、観察し、経験として蓄える必要があると暗に示唆している。2013/09/21