東アジア 危機の構図

東アジア 危機の構図

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  • サイズ A5判/ページ数 284,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492210918
  • NDC分類 319.2
  • Cコード C3031

出版社内容情報

朝鮮半島や中台関係など、緊張をはらむ東アジアの国際情勢と安全保障上の問題を、国際関係論の第一線で活躍する研究者らが包括的に分析・検討し、政策提言する。

内容説明

本書は、危機の可能性を排除することなく、むしろその危険性を直視しつつ、東アジア地域の将来について展望を試みている。東アジア地域の一員として日本も個人、民族、国家そして地域の個別化を認め合いながら、「地域化」や「地球化」など同一化を共通認識として、三つの条件を確保しながら「共生」のモデル作りに協力していかなければならない。そのための手がかりを提供することが、本書の目的である。

目次

第1部 地域情勢と戦略動向(中国―覇権大国か責任ある大国か;朝鮮半島―三つのシナリオへの対応;アメリカ―岐路に立つ東アジア戦略;中ロ関係―国益追求の現実主義外交;日ロ関係―手詰まり状態の打開に向けて;東アジアの勢力均衡―戦略的相互作用の観点から)
第2部 不安定要因の分析(北朝鮮「遺訓」政治の限界;中台間の軍事関係;ロシアの兵器輸出―その動向と問題点;尖閣諸島・竹島をめぐる国際関係;香港―回収される主権と繁栄;中国と南シナ海の国際関係)