内容説明
江戸中期、混迷する幕政の再建をめざした八代将軍徳川吉宗。その人となり、政治的手腕から市井巷間の出来事まで、多彩なエピソード一つ一つを懇篤に解説しながら、「享保の改革」の時代像を鮮明に描き出した、入門書のスタンダード。
目次
吉宗、将軍への道
改革の前提―低成長の時代
将軍権力の確立
吉宗の知的関心とブレーン
首都江戸の改造と都市政策
首都圏の整備
国家政策・公共政策
薬草政策と疫病対策
孝子褒賞政策
幕府財政の再建〔ほか〕
著者等紹介
大石学[オオイシマナブ]
1953年東京都生まれ。1976年東京学芸大学卒業。1978年同大学大学院修士課程修了。1982年筑波大学大学院博士課程単位取得。徳川林政史研究所研究員、日本学術振興会奨励研究員・同特別研究員、名城大学講師・助教授、東京学芸大学助教授を経て、現在、東京学芸大学教授
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