感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワッピー
34
イングランドの西端マウズルに住む音楽家ジェーニーは、ある日屋根裏部屋で祖父の親友だった物故作家ダンソーンの知られざる本を発見する。それは限定発行一部のみと印刷されていた。その本を読みはじめたとき、港町ポトベリーを舞台とした魔女と少女ジョディの物語が始まり、隠されていた力がふたたび世界に現われた。その力を狙う秘密結社「灰色の鳩」が動き出し、ジェーニーのまわりに不穏な動きが･･・。潮の匂いとフィドルの調べあふれるマウズルとポトベリーの物語が交互に進み、主人公たちは危機に遭い、苦悩しながらも前進を強いられます。2021/10/08
kuma-kichi
1
現実と本の中の世界、という構造は、M.エンデの「果てしない物語」などで割とよくある手法ではあるが、うまい具合に場面転換に利用していて、読者を引き込まれる。 今のところ、魔法がバンバン出てくる、みたいなことはないが、徐々に不現実がむしばんでくる、落ち着かない感じがたっぷり。2020/05/18
くもりーな
0
世界幻想文学大賞なので少々苦戦する部分もあるも構成力は流石 読み応え有り ★★★★★ 2007/04/13
