内容説明
現代フランスの知の最前線にいる男女が、恋愛について、欲望について、嫉妬について等々、愛の諸相を、そして愛するとはどういうことなのかを語り尽くす知的恋愛論。
目次
1 女性の解放があざけりの的になることについて
2 根源的不公正としての醜さについて
3 愛の感情とその表現の弱まりについて
4 愛と不可分のものである嫉妬について
5 天国の愛と地獄の愛について
6 結婚の成分としてのエロティシズムについて
7 快楽としての忠誠について
8 両性のあいだの解消しがたいとされる差異について
9 誘惑とその戯れについて
10 意志と表象としてのカップルについて