生物の形とバイオメカニクス

生物の形とバイオメカニクス

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  • サイズ B6判/ページ数 177p/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784486010760
  • NDC分類 460
  • Cコード C3045

内容説明

本書では、エンジニアが材料や構造や動く機械を見るのと同じ目をもって、生物の形を見ていこうと思う。そうすると、生物の形が進化するうえで、力学的な力が、ものすごく大きな影響を与えてきたらしいことがわかってくる。生き物は地球の表面という環境に住み、そのなかで他の生物と日光や酸素や栄養物や配偶子を競って捕まえようとしている。そして、内外からの力が加わった状況では、円柱形の体形をしていると、これらの競争に有利になってくるのである。

目次

形の重要性(形・構造・時間・機能;性質;時間の尺度・大きさの尺度;力学的視点)
形の力学(一次元の形・二次元の形・三次元の形;断面の形と力学的性質)
材料とその力学的性質(応力とひずみ;変形能・ねばりつよさ・もろさ;変形能と含水量;生体材料における異方性)
形ある要素からできた構造系(分枝円柱;静水系;繊維による補強;筋静水系;動的骨組構造)
円柱状体形の起源(構造上の特徴1:細胞外の重合体;構造上の特徴2:重合体の交差結合;構造上の特徴3:繊維の平行配列;構造上の特徴4:円柱状の体形;円柱形以外の体形)
今日の植物と動物(生き物の形;サイズの増大と材料の配置;個体のデザインの進化)