目次
1 運命と法(神々の上に立つモイラ;立法者としてのゼウス;プラトンにおける理性の分配)
2 モイラの起源(集団的表現としての世界の道徳的秩序;ノモスの投影としてのモイラ;ギリシアの宇宙論における遺物)
3 自然と神と魂(原初的呪術はいかなる表現も必要とせず、それ自体前宗教的存在である;原初的呪術から宗教へ;呪術的社会のダイモーン;呪術師の長としての王)
4 哲学の与件(宗教的素材の分析としての哲学;動くものとしての魂;哲学体系の諸原因)
5 科学的伝統(科学の道筋;神秘的伝統との対照)
6 神秘的伝統(神秘主義において基本的な時の表現;魂とロゴス;ピュタゴラス;プラトンのピュタゴラス主義への回心)