内容説明
創刊号(1964年9月)から318号(1991年6月)までの全表紙をカラー写真で収録。『ガロ』掲載全作品を作家別に網羅。約30年におよぶ『ガロ』の歴史と変遷。まるごとオリジナル書き下ろし。
目次
第1章 モーゼルの勝ちゃん
第2章 『ガロ』白書
第3章 カムイたちの贈り物
第4章 異色作家の殿堂
第5章 広がる表現形態
第6章 憧れの『ガロ』
第7章 『ガロ』という名の登竜門
第8章 エディトリアル・アドベンチャー
第9章 マンガ界の新陳代謝
第10章 面白主義以降のバラエティな面々
第11章 新時代の『ガロ』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
16
図書館リユース本。かつて「ガロ」と「COM」という漫画雑誌があって、前衛的な漫画が掲載されつつ、新人漫画家の登竜門だった。私は「COM」派で、「ガロ」は、少し大人っぽく、ある意味隠微な世界を感じ、横目で見ていたものだ。この本は、「ガロ」への思いを、様々な人達が書いている。まだ「ガロ」が存続していた1991年の本だ。懐かしさとともにあの時代の漫画に触れたくなってくる。2016/10/23
akihiko810/アカウント移行中
10
図書館本。91年の本。かつて青林堂から出ていた漫画雑誌「ガロ」に関する、ガロ関係者(作家、編集者)や識者のガロについてのコラム集。印象度B- そうそうたるガロ作家の面々がコラムを書いていて、特に編集長・長井勝一と初めて会った初持ち込み時のことを書いてる人が多かった。「原稿料は出ないよ」と、原稿料の代わりにガロの既刊をくれたり、長井がいいかげんで「載せる」といったのに載せるのを忘れた話など。 しかしコラム数は多いわりに、エピソードは薄目か2020/08/03