マンガ産業論

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480873460
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0000

内容説明

マンガはなぜ急成長をとげたのか?いま起こりつつある危機とは?巨大産業の全貌にせまる。

目次

第1部 マンガ産業の基本構造(マンガが産業になるまで;マンガ市場は二つあった;テレビがマンガ市場をビッグにした;マンガ生産者としてのマンガ家)
第2部 マンガ産業の三十年(低迷と市場の拡大―七〇年代;マーケットの多様化と八〇年代;情報としてマンガを消費した九〇年代)
第3部 マンガ産業のあしたはどっちだ(少年誌と青年誌が読者を奪い合う;新しいマンガはどこから来るのか?;雑誌の時代は終わるのか?;還暦を迎えるマンガ世代;デジタル化はマンガを救うのか?)

著者等紹介

中野晴行[ナカノハルユキ]
1954年生まれ。和歌山大学経済学部卒業。大和銀行(現・りそな銀行)に7年間勤務の後、大阪で編集プロダクションを設立。97年より東京・神田に事務所を移す。まんが編集者。ノンフィクションライター。京都学園大学人文学部非常勤講師。社団法人日本漫画家協会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

seichan

3
十年ほど前の本ではあるけど、状況はそう変わっていないような。マンガ消費を牽引してきたベビーブーマーが引退して、消費がしぼんで……という危機感が描かれているが、これはマンガだけに限ったものでもない。マンガが巨大産業になるまでの、貸本業界からの「才能の吸い上げ」などは示唆的だった。この頃に比べたら、WEBも才能の草刈り場として機能しはじめてるかな?時代は変われど「おもしろいコンテンツ」をもとめる人の貪欲さは世々変わらないが、袋小路に入っちゃった閉塞感はある。だから昨今はリメイク流行りなんだろうけど。2015/11/06

i-miya

3
★中野晴行『マンガ産業論』(  )2005.08.23-2005.08.28 2005.08.28 P178 熊田正史 コピー    My First Big 1999.07 創刊 小学館 P190 月刊コロコロコミック  ゲーム・おもちゃ連動マンガ  Vジャンプ ゲーム関連雑誌  ゲームで育ってきた子供がマンガの文法を理解できない  マンガが読めなかった子供もアニメは理解できる  P203 学校で学ぶマンガ コピー  P242  P245 ・・・コピー 読了2005/08/28

富士さん

2
アニメ業界理解のために何か参考にならないかと再読。読み直してみると、結構興味深い記述があって驚きでした。特に60年代から70年代の分業プロダクション型のマンガ制作への移行が、原作の穴を埋めるためのアニメのオリジナルストーリー制作などアニメ制作体制から影響を受けたという指摘は重要です。アニメ企画先行のマンガ制作というメディアミックスの形が思いのほか長い歴史があり、しかもかなり一般的であることを知って驚いたことがあるので、その事実ともリンクして、固定観念を突き崩して新たな認識を与えてくれる、いい発見でした。2015/09/30

graceboard

2
年代を俯瞰して漫画潮流がよくまとまっていますね。そんな時代あったなと、ノスタルジーにも浸れた。スティーブジョブスが俯瞰日本の漫画産業を見たら何を思うかな。2011/12/12

iotakuya

2
★★★★★2009/04/26

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