内容説明
病める日本経済の病巣を剔出し、アジアとの連携、“半グローバリズム”の道を求め衆知を結集した共同プロジェクト研究の成果。
目次
第1章 グローバリズムとナショナリズム
第2章 法人資本主義と株主資本主義―株式相互持合いを中心に
第3章 ワシントン・コンセンサスの呪縛―一九九〇年代アジア金融の問題軸
第4章 信用リスクのグローバリゼーション
第5章 ひとのグローバル化が進むアジア太平洋の中の日本
第6章 アジア型金融の顛末と日本経済への示唆
第7章 EUの経験が教えるもの
補論 メイド・イン・ジャパンの経済学
著者等紹介
中尾茂夫[ナカオシゲオ]
1954年生まれ。京都大学大学院経済学研究科後期博士課程退学(単位習得)。経済学博士。大阪経済大学講師、同助教授、大阪市立大学経済研究所助教授を経て、同教授。著書に『ジャパンマネーの内幕』(岩波書店、第三二回エコノミスト賞)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。