冬至祭

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  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480803986
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

戸田直人はKSテレビの報道局プロデューサーである。仕事は順調だ。気の休まる暇もないが毎日充実している。家庭は妻今日子に任せてあるので安心だ。ところが、息子拓人が学校へ行くことが出来なくなっていた。不登校、昼夜逆転の生活、リストカット。責任を感じた今日子も様子が変になっていく。家庭が壊れはじめる―。父と息子、そして家族の再生の物語。

著者等紹介

清水義範[シミズヨシノリ]
1947年名古屋市生まれ。愛知教育大学卒業。88年『国語入試問題必勝法』で吉川英治文学新人賞を受賞。作家活動のかたわら、塾の作文添削や教育についての発言も積極的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かしまさ

8
親と子の立場が逆になってるけど「フリーター、家を買う。(有川ひろ)」と同じような流れだと思っていただければ。(初出はこちらの「冬至祭」が早い。) 予定調和かもしれんけど丸く収まってほんと良かった。人を立ち直らせるためには自分が変わらないといけないって、分かってても行動できないもんです。2020/02/28

ひより

1
読み始めてしばらくは辛かった、しんどかった。全然状況は違うんだけど、もう30年近くファンの清水さんの作品だからかな、すっぽり自分も中に入ってしまったのかも。でも、後半は「よかったねぇ」と親戚のおばちゃんみたいな嬉しさが(笑)ただ…正直、誰でも予想がつくような展開で、しかも、こんなに都合よくいくかいなと思ってしまうのが残念。これは"素直"に読んで、あぁ、よかったねと単純に思うのがいいのかなーと思います、ハイ。2016/12/20

今日は飲めない日

1
母から薦められて手に取った本 初めての作家さんだが 日向市図書館にはなく調べたら倉庫にあった! 出あうことがなかったかもしれない本 今年一番かも?ってくらい。 同じ中2の息子よ・・ 当たり前ではない楽しい毎日に感謝せないかんね 2016.11.202016/11/20

Q afuremark あふれ印

0
主人公は何でも1人で決めちゃうし、それは必ずうまく行く。つまらない。上っ面。著者は多分「奥さん」とちゃんと関わった事も「中学生の息子」と向き合った事も無いんだろう。現実の「田舎」も知らない。机を前に椅子の上で想像しただけ。意地悪な読者としては、数年後に「純朴な田舎」を理解した主人公がショックを受ける続編を読みたいな、などと。30年経ってもまだ生き生きと未発酵納豆事件が語られ続けるのが「田舎」ですよ? ^^;2013/09/09

ぽけっとももんが

0
ある意味ファンタジー。主人公が妻を、こどもをどう思っているのか、前半の気持ちがとてもリアル。家族はこうあってほしい、という願いを具現化したような後半も安心感がある。 ラスト近く、校長先生が「きみの作った納豆を食べたことがあるよ」というこの一言が素晴らしい。2013/04/06

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