ちくま文庫<br> 田中清玄自伝

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ちくま文庫
田中清玄自伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 390,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480424402
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0123

内容説明

侍の末裔としての自負に支えられた彼の人生は、波乱に富んだものだった。戦前は武装共産党の指導者として活躍したが、転向後は昭和天皇への直言や共産勢力との対決、そして国際石油取引での暗躍や〓(とう)小平、オットー大公との交流、それに今西錦司とハイエクの対談を企画するなど、激動の時代を鋭い先見性と度胸で生き抜いた。その痛快な人生は昭和の裏面史そのものである。二年間に及ぶロングインタビューを元に、自伝として編纂したもの。

目次

第1章 会津武士と武装共産党(流れている会津武士の血;出獄後にもらった一万円 ほか)
第2章 昭和天皇と玄峰老師(獄中結婚のいきさつ;山本玄峰老師の膝下で修行 ほか)
第3章 オットー大公と田岡一雄(米ソ諜報機関が接触;全学連に資金を提供 ほか)
第4章 世界の石油と〓(とう)小平(アブダビ首長との出会い;失敗した北海原油工作 ほか)
第5章 ハイエク教授と今西錦司教授(素晴らしい経済人たち;歴代総理の人物月旦 ほか)

著者等紹介

田中清玄[タナカセイゲン]
1906‐93年。北海道生まれ。1927年、東大在学中に共産党に入党。30年の再建大会で書記長となり、武装共産党を指導する。34年に転向し、戦後は“大物フィクサー”として、日本国内はもとより中東やインドネシア、中国など国内外で活躍した

大須賀瑞夫[オオスガミズオ]
1943年福島県生まれ。67年、早稲田大学政経学部を卒業し、毎日新聞社に入社する。東京本社政治部、サンデー毎日編集部、政治部副部長などを経て96年に退社。現在はフリーのジャーナリストとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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きょちょ

24
マスコミの多くは彼を「右翼の大物」と書く。インタビューによる「自伝」なので、短絡的な結論になってしまった話があったり、EUや中国に関して同意できない事もあるが(しかし彼は1993年に亡くなっているので今を生きていれば別な発言をされるかもしれない)、彼は人間として「本物」である。彼が、尊敬したり認めたり肯定しているのは、昭和天皇、今上天皇、僧侶の山本玄峰、右翼の三上卓、左翼では60年安保全学連委員長唐牛健太郎や島成郎、山口組三代目田岡一雄、経済学者ハイエク。逆にボロカスに言っているのは、スターリン、毛沢東⇒2017/06/16

ステビア

15
まぁずいぶん吹かしてるなというのが正直な感想。どこまで信用できる話なのかわからない。2020/10/19

モリータ

13
◆単行本1993年文藝春秋社刊、文庫2008年刊。田中清玄(1906-93)の聞き語りによる自伝。聞き手・大須賀瑞夫(1943-2018)は毎日新聞記者出身のジャーナリストで、田中死去後の評伝あり。◆武装共産党(1929-30)書記長、逮捕・転向後は反米・反ソ・反代々木・反岸の天皇主義者・実業家として国内外で活動。戦後日本の自民党政治≒日米同盟≒岸・児玉体制を是とせず、山口組三代目・田岡一雄の盟友となり、60年安保では全学連へ資金を提供するなど、「戦後民主主義」の埒外にあるような強烈な信念と行動力を持つ。2021/12/22

mittsko

5
抜群! 間違って学者になったボクだが、こういう人生を送りたかった… 自分がこっち側の人間であることを再確認した。田中清玄氏は、政治活動をゴキゴキの共産主義者としてスタートさせ、武装闘争期の日本共産党の書記長までつとめ、逮捕入獄。獄中で大転向し、モノホンの天皇主義右翼に転生。敗戦後は左右に絶大な影響力をおよぼしつつ、土木建築、石油等々で巨万の富を稼ぎ出した男… ロマンしかない…(;´∀`) なお、これだけの饒舌さの前では「語られていないこと」にこそ秘密があるはず。聴き手・大須賀氏の評伝も早速購入、確認したい2018/08/03

Hiroshi

3
毎日新聞記者のインタビューによるフィクサーと呼ばれた田中清玄自伝。2年近く行われた。清玄が山本玄峰の弟子であるので読んだ。会津藩の家老職の家系に、明治39年に函館で生まれた。生活は欧風、精神は会津だった。弘前高校に進学後、「日本をどうするか、アジアをどうするか」と思い、本を読み社会主義の方に進む。東大在学中に新人会に入り、共産党に入党し、2度の摘発を逃れ、武装共産党の書記長となった。昭和5年に治安維持法違反で逮捕され、スターリン主義を嫌って転向した。昭和16年春に出所して、龍沢寺で玄峰老師の下で修業した。2017/09/21

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