内容説明
桂枝雀の速記シリーズ最終巻は「バことに面目ない」。枝雀師は、落語の笑いを「他人のちょっとした困り」と定義した。窮地に追い込まれた人間は、さて、いったいどんな行動をとるのか?「愛宕山」「猫」「親子酒」「茶漬えんま」などを収録。
著者等紹介
桂枝雀[カツラシジャク]
本名・前田達(まえだ・とおる)。1939年神戸に生まれる。’61年神戸大学文学部を中退し、桂米朝に入門。翌年、桂小米(こよね)となり、’73年に二代目桂枝雀を襲名。「爆笑王」の異名をとる上方落語のスター的存在となる。旺盛な研究心から英語落語という新たなジャンルを開拓し、たびかさなる海外公演でも好評を博した。弟子には南光、雀三郎、雀松、雀々、九雀、文我、む雀、紅雀がいる。1999年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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